観光コンテンツ化し地域の顔に 阿佐海岸鉄道、DMVが快走
23/11/02
JR四国の周遊きっぷでも
阿佐海岸鉄道(海陽町)の車両「デュアル・モード・ビークル(DMV)」が好調だ。列車として鉄道軌道、バスとして道路の両方を走れる世界初の乗りもので、2021年12月に登場。その効果で乗客も大幅に増え、徳島県が発表した調査結果では6割以上が観光目的で乗車するなど、地域住民の足としての役割に加え、県外観光客やインバウンドを吸引する観光コンテンツとして新たな地域の顔として定着してきたと言えそうだ。
同鉄道の22年度決算では、DMVの利用者は前年度の約2倍の4万4800人。団体客の受入も始め、本格的な観光利用の下地は整いつつある。グッズ販売や周辺の観光施設への好影響もあり、観光面への効果は大きい。
JR四国が10月25日に発売した「徳島レール&バス 東西きっぷ」「同 南北きっぷ」など徳島県内周遊に使える企画きっぷにもDMVは対象となる。
指定エリアで列車普通車自由席や路線バスなどが1日乗り放題。鳴門市から海陽町などがエリアとなる南北きっぷを使えばDMVに乗車する旅が楽しめる。料金は2400円。
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