“ウイズコロナの旅”推進 桂田史朗・山中温泉観光協会会長
“ウイズコロナの旅”を推進する北陸の中で桂田史朗・山中温泉観光協会会長に(1)コロナ禍の今考えていること(2)ウイズコロナの旅に関して現在取り組んでいること(3)国や行政に望むこと(4)観光客へ最も訴えたいこと(5)今後、観光業界はどう変化していくと思うか−について聞いた。
量から質への転換加速
(1)山中温泉においては2019年前年対比の宿泊実績は1−5月で25・4%(4万4004人)、1−8月の予約状況では26%(7万1690人)となっています。
財務的にも宿泊人数的にも昨年とまったく異なる状況下での経営を強いられています。各施設は十分なコロナ対策を行い業界が一丸となって、国や行政には昨年同等の効果が期待できる緊急の支援策の実施を求めていきたいと考えます。
(2)多くの観光協会事業の中止もありますが、昼の回遊性はもちろんのこと、新たに8月より夜の回遊性を高めるべく、コロナ対策を行った上で「旅人をもてなす憩いの灯りたち“灯すやまなか”」をテーマに、山中温泉の新たな夜の魅力を創出します。新たな事業を行うことで、山中を訪れる観光客との新たな関係性を模索していきたいと考えます。
(3)ワクチンの接種や今まで以上の緊急の支援策はもちろんのことですが、各業界の現状の把握をしていただきたい。公平性を保つための施策が業界によっては不平等になりえることもあります。全体の動向だけではなくきめ細かい対応を望みます。
(4)国民の多くはコロナ対策については十分理解して生活しています。旅行をされる方はそれ以上に気を配り、加えて各施設はさらに上回る対応でお迎えしようと日々努力しています。一方的ではなくお互いが信頼できる関係性を第一に考えていることを伝えていきたいと考えます。
(5)しばらくは個人や家族単位など信頼できる人同士での旅行が主体となり、量から質への転換が加速すると考えます。業界全体で新たな安心・安全の意識の共有を進めていかなければなりません。コロナのような状況はいつでも起こりうることだということを前提として、業界からも強い力で発信できることを望みます。
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