テーマは「黄金の国ジパング」　由志園でイルミネーション／松江

秋冬は幻想的な庭園に

島根県松江市・大根島の日本庭園「由志園」では11月13日から、秋冬のイルミネーションイベント「黄金の国ジパング」が開かれる。紅葉、クリスマスと季節に応じた演出で同園が誇る日本庭園を幻想的に彩る。

同イベントは、１３０万球ものイルミネーションで庭園全体に和の温もりあふれる幻想空間を創出する。２０２０年には夜景観光コンベンション・ビューローによる「第８回イルミネーションアワード」のプロフェッショナルパフォーマンス部門４位にランクイン。同園のイルミネーションイベントは「日本夜景遺産」にも選定されるなど、専門性、技術性の高い光の演出に定評がある。

12月５日までは「紅葉ライトアップイルミネーション」を山陰最大級の規模で展開。続く12月６―26日は「クリスマスイルミネーション」として、ロマンチックな世界を庭園に描く。

「白糸の滝イルミネーション」や「出雲富士」をはじめフルピクセルイルミネーションきらびやかな演出が園内を包む。クリスマスバージョンでは昨年は「水中イルミネーション」が登場。日本庭園が和の演出、立体音響による音と光の展示で癒しの空間となる。

日没から開始予定で、「紅葉」は20時まで、「クリスマス」は20時30分までの営業となる。

同園は、鮮やかな牡丹の花に埋め尽くされる池泉回遊式の日本庭園で知られる。江戸時代から続く雲州人参の産地としても名高く、庭園美と地域の歴史文化を伝えている。一年を通して実施している多彩なイベントも魅力のひとつ。

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