岐阜県下呂「エコツーリズム始動」
岐阜県中東部に位置する下呂市。清流の飛騨川がまちを縦断し、周囲は標高1千メートルを超える山々に囲まれている自然豊かなまちだ。日本三名泉の一つで、県内を代表する温泉地でもある下呂温泉が際立つ観光資源だが、今、エコツーリズムの名のもとに地域性豊かな取り組みが本格化しつつある。豊かな自然を生かしたアクティビティ、古来より人々の往来が盛んな街道沿いのまちとして栄えた歴史文化、そして人々の営み。市内を5つのエリアに分け、各エリアの魅力ある素材を掘り起こすとともに、商品開発や集客にマーケティングとマネジメントを採り入れたE―DMOを推進、日本ならではのエコツーリズムとして高評価を得ている。今年11月には「全国エコツーリズム大会in下呂」も開催。下呂市エコツーリズム推進協議会の瀧康洋会長(水明館)の話も交えて、下呂市の今にスポットを当てた。
全国エコツーリズム大会in下呂が開催 市民が磨いた“宝物”を生かす
下呂市エコツーリズム推進協議会(瀧康洋会長=水明館)は11月15、16日の2日間、下呂交流会をメーン会場として「全国エコツーリズム大会in下呂」を開催し、関係者280人が参加。下呂市の魅力ある観光素材の発表やエコツアーを実施し、持続可能な観...
5地区の個性が競演する下呂市エコツーリズムツアー(1) 下呂・金山・萩原
エコツーリズム大会の開催に伴い、下呂、金山、萩原、馬瀬、小坂の5地区の自然や歴史、食といった素材に磨きをかけたエコツアーが実施された。ツアー参加者の声とあわせて紹介したい。 竹原ふるさと散策(下呂地区) 日本三名泉として知られる...
5地区の個性が競演する下呂市エコツーリズムツアー(2) 馬瀬・小坂
日本一美しい村歩き(馬瀬地区) 日本一美しい村の一つに認定されている馬瀬村。里山をゆっくり歩きながら囲炉裏を囲んで地元の人たちと語り郷土食を味わう。 [caption id="attachment_3797" align="al...
地域文化への思いに拍手 下呂・地歌舞伎
「鳳凰座」で見る伝統の村芝居 「全国エコツーリズム大会in下呂」の締めくくりは美濃と飛騨の国境、舞台峠の芝居小屋「鳳凰座」へ。大会参加者は普段見ることのできない地歌舞伎を楽しんだ。 下呂市に残る有形の伝統文化、地歌舞伎を「鳳凰座...
悪疫退散願い来春まで「下呂温泉 花火物語」
下呂と言えば花火 皇紀2680年を祝う 10月から来年3月末までの土日曜日、恒例の「下呂温泉 花火物語」を実施中だ。 今年は初代天皇、神武天皇が即位し2680年。皇紀2680年を祝い、コロナ終息を願ってテーマを「悪疫が退散し、平...
人との関わりが深まる下呂の新しい旅
まち磨きの成果がエコツアー 10年以上前、大分県が全国のタウン誌100社を招待し、県内10カ所の観光地を見てまわって各誌に掲載してもらう取り組みを行っていたことがある。 大分県と別府市、県内観光協会らが協力し、10年ほど続いた。...
E-DMOで地域を調和 下呂温泉観光協会・瀧康洋会長に聞く(1) コロナ禍でも情報発信
地域の宝を活かすエコツーリズムと、市場に基づくDMOに取り組む一般社団法人下呂温泉観光協会会長と下呂市エコツーリズム推進協議会会長の瀧康洋さん(水明館)に、下呂温泉のエコツーリズムの考え方やコロナ禍のなかの取り組みなどについて聞いた。 ...
E-DMOで地域を調和 下呂温泉観光協会・瀧康洋会長に聞く(2) 集客は地道な努力の結果
やっぱり「地道な努力」 ―例年、冬に実施している「下呂温泉 花火物語」を今年は秋から始められましたが。 今年は初代天皇である神武天皇が即位されて2680年になる、いわゆる皇紀2680年です。それを祝うと同時にコロナ終息を願って1...