17年公演は子規と漱石の友情描く　坊っちゃん劇場／東温

16/11/21

愚陀仏庵で過ごした52日間

東温市の坊っちゃん劇場は次回作ミュージカルとして「『52デイズ』～愚陀佛庵、二人の文豪」を上演する。

２０１７年の正岡子規と夏目漱石生誕１５０年を記念し、２人が共に過ごした愚陀佛庵での52日間を友情、恋、命をテーマに描く。俳句や文学のことがわからない人でも楽しめるエンターテインメント作品になっている。脚本・演出は宝塚歌劇団の石田昌也氏が担当する。

上演期間は２０１７年１月28日から18年１月までを予定している。

１８９５年（明治28年）、松山中学に赴任中の漱石は病気療養で松山に戻ってきた子規を受け入れ、52日間一緒に暮らした。２人にとって大きな影響を与え合った時を過ごしたとされる。

同劇場は今年４月で開館から10年を迎え、来場者数は年内に80万人を超えると見込まれている。

現在、同劇場では10周年記念作品として「お遍路さんどうぞ」を上演。四国遍路で出会った若者たちの不思議で愉快な物語になっている。

坊っちゃん劇場では地元にまつわる
作品を上演（写真は14年の「道後湯の里」）

魅力凝縮「しこくるり」愛媛編記事一覧