観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

俳都・松山を発信(1) ガイドツアー「松山はいく」

俳句に親しみ松山の魅力に迫る

松山市は正岡子規をはじめ多くの俳人を輩出した「俳都」。1966年に正岡子規生誕100年を記念して設置し始めた俳句ポストは海外を含めて108カ所にも及ぶ。そのうち松山市内には94カ所。主要な観光施設から市内電車、フェリーに至るまで設置されている。この個性を生かし、俳句とハイク(歩く)を組み合わせたガイドツアー「松山はいく」が定番の企画となっている。

市内の俳句や歴史に関するスポットをガイドと歩き、俳都・松山の魅力を体感してもらうもので、滞在時間の延長や交流人口の拡大、地域内消費金額の増大を目的に2010年からスタート。多彩なコースの設定で個人からグループ、団体、学習旅行まで幅広く対応している。

松山はいく

ガイドが俳都松山の魅力を紹介

人気1位は四国霊場51番札所・石手寺への「歩きお遍路体験」。約1時間半で国宝・二王門や、霊気が強いといわれるマントラ洞窟などの見どころをまわる。料金は1千円。

2位は道後温泉本館からハイカラ通り、老舗の水口酒造をまわりながら一句詠む「俳句女子のススメ」。日本酒の小瓶のラベルに一句したため、自分だけのオリジナルボトルになる。もちろん男子も参加OKで、料金は2千円。

そのほか、松山城と道後温泉への「はじめての松山二大スポット」は、松山初心者におすすめ。夕暮れ時の道後温泉街をゆっくり楽しむ「道後ゆーゆーはいく」は宿にチェックインしてから温泉情緒にじっくり触れる。道後の縁結びスポットを訪ねる「恋はいく」、少年期の正岡子規の通学路をたどる「子規の青春はいく」、今年没後100年の夏目漱石をテーマにした「漱石先生温泉に通う」など19コース。いずれも1―3時間で参加でき、旅程に組み込みやすい。

子規記念博物館

俳都松山を代表する施設
「子規記念博物館」

道後温泉

道後温泉・ハイカラ通りも歩く

グループ向けには「松山城90分コース」と「道後60分コース」を別途設定。句会ライブに挑戦する企業研修、俳句のタネを探しながらまちを散策する学習旅行など様々なスタイルの旅を提案している。

四国愛媛 旅のおすすめサイト

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ