現存天守4城をめぐる 四国に集中
16/11/21
モデルコースを設定
日本国内に現存する城郭の天守はわずか12城。そのうち四国内には松山城(愛媛県松山市)、宇和島城(同宇和島市)、丸亀城(香川県丸亀市)、高知城(高知市)の4つが集中している。日本の名城4城を訪ねて四国を周遊する旅もおもしろい。
松山城は三重3階地下1階、日本で最後の完全な城郭建築として、層塔型天守の完成した構造形式と言われている。現存する12天守の中で唯一、瓦には葵の御紋が付けられているのも特徴だ。本丸の標高は約132メートル、大天守はさらに約30メートル高く、市内を一望できる眺望も見応え十分。
宇和島城は築城の名手、藤堂高虎会心の一作。鶴島城と呼ばれる天守は秀麗そのもの。丸亀城の天守は高さ日本一の石垣に鎮座。天守はもちろん雄大な大手一の門など見どころは多い。山内一豊が築城した高知城は「南海の名城」と呼ばれる優美な姿が威厳を放ち続けている。
四国、中国両経済同友会や瀬戸内海沿岸の県、四国運輸局などで組織する環瀬戸内海地域交流促進協議会では、この4城に姫路城(兵庫県姫路市)と備中松山城(岡山県高梁市)を加えた現存天守6城を1泊2日で巡る旅を提案。モデルコースを設定し、周遊をアピールしている。
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