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松山市、瀬戸内観光を推進 新ゴールデンルートにも

広島とタッグで旅行商品

松山市はこれまでの「中国は中国、四国は四国」のブロックの縦割りから、中四国が一体となって瀬戸内・松山エリアを周遊し新たな旅を創造する「瀬戸内・松山ツーリズム推進会議」を積極的に進めてきた。

同会議は宮島・広島・呉・松山を結ぶ定期航路を「瀬戸内海道1号線」と名付け、行政はもとより、これをつなぐ船会社やJRによって構成され、「瀬戸内・松山エリア」を周遊する旅行商品を造成。

山陽新幹線と呉・松山間の高速船を組み合わせ、瀬戸内エリアを4日間周遊できる「松山・広島割引きっぷ」は、通常価格の約半額になる1万4500円(大阪市内発着の場合)で販売。航路の利用者が着実に増えていることから、2017年3月30日まで発売期間が延長された。

また瀬戸内海の海上ルートと松山を組み込んだ京都―広島―松山ルートは、VISITJAPANトラベルマート2013において「新ゴールデンルート」として、また14年では岡山―広島―松山ルートが「瀬戸内コース」として推奨され、2年連続で推奨された同一ルートは「広島・松山ルート」だけという高評価を得た。

15年6月には国の「広域観光周遊ルート形成促進事業」の中で「せとうち・海の道」など2つのルートで松山市が「広域観光拠点地区」に位置づけられ、「瀬戸内海道1号線」を組み込んだ広域観光周遊ルートが国から計画認定を受けた。

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