俳都・松山を発信(2) 俳句の世界大会も
16/11/21
世界とつなぐ俳句の和
俳句・松山では毎年8月には全国各地の高校生が松山に集結し「俳句甲子園」を開催。第19回目を迎えた今年度の大会には34都道府県、102校、137チームがエントリーした。
俳句は国際的にも人気が高く、ファン・ロンパイ元EU大統領が松山市を訪れた際に俳句を投函したことや、アメリカのオバマ大統領もホワイトハウスでの日本との公式晩餐会において、俳句で日本との友好関係をアピールした。このほかにもイタリアでワインと俳句、ポーランドでジャズと俳句のコラボも行われている。
旅先で絵葉書に一言添える感覚で、写真に5・7・5の句を詠む「瀬戸内・松山国際写真俳句コンテスト」も今年で第6回目を迎えた。世界30カ国を超える国から約2千句の応募があったという。
松山市では国内外からの観光交流人口の拡大につなげるため、個人客のSNSを通じた情報発信を重視。世界的な俳句大会の開催で、国際写真俳句のスタンダード化とブランディング、SNSを通した国内外への情報発信を実施したい考え。
世界俳句大会では(1)国内外から写真俳句を募集、審査、表彰セレモニーの実施(2)写真俳句をテーマにした訪日外国人誘客に向けたシンポジウムの開催(3)写真俳句ガイドによる吟行体験―に取り組んでいく方針。
「坊っちゃん」節目が続く
松山市では今年、夏目漱石没後100年、小説「坊っちゃん」発表110年を迎えた。来年以降も様々な節目が続く。
17年は夏目漱石生誕150年、正岡子規生誕150年、坂の上の雲ミュージアム開館10年、俳句甲子園開催から20年、小説「坊っちゃん」発刊110年、四国DC開催、えひめ国体開催。
18年は明治維新150年、秋山真之生誕150年。
松山市にとって夏目漱石と正岡子規が共に生誕150年を迎えるのは意義深い。
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