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花燃ゆヒロイン文ゆかりの地紀行(4) 下関-高杉晋作挙兵の地

菩提寺などゆかり深く

下関市では高杉晋作が挙兵した功山寺が有名。境内には馬上姿の晋作の銅像が設置されている。同寺には二重櫓造りの山門(現在工事中)や、わが国最古の禅寺様式を残した仏殿(国宝)がある。創建は嘉歴2年(1327年)。

功山寺

功山寺の高杉晋作像

東行庵は、晋作(号、東行)の愛人おうのが晋作が亡くなった後、尼となって菩提を弔ったところ。明治17年(1844年)に零位礼拝堂として創建された。初代庵主がおうの。

没後100年になる昭和41年に記念事業として東行記念館が建てられた。平成22年には2階部分は下関市立東行記念館になった。館内には晋作や奇兵隊などの資料を収蔵。4月5日まで晋作を支えた人々を紹介する企画展「晋作を支えた人々」を行う。

花の寺としても知られ、早春は梅、初夏は菖蒲、秋は紅葉に彩られる。境内には備前焼で作られた高杉東行陶像、平成26年3月には高杉晋作銅像が新たに建立されている。銘板の揮毫は安倍晋三第96代総理大臣。周辺には奇兵隊陣屋跡がある。

桜山神社は高杉晋作の発議で創建されたわが国最初の招魂場。境内裏手には約400柱の霊標がある。慶応元年(1865年)には社殿も造営された。このほか幕末の攘夷戦で外国船に砲撃した砲台跡はみもすそ川公園となり、長州砲のレプリカなどが設置されている。

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