観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

花燃ゆヒロイン文ゆかりの地紀行(3) 長門-楫取夫妻の居住地

功績は今も根付く

大河ドラマ「花燃ゆ」のヒロイン、文の夫である楫取素彦(小田村伊之助)と長門市の関係は、最初の妻である寿(ひさ、松陰の妹で文の姉)との関わりが深い。

毛利敬親公の死後、寿と同市三隅の二条窪地区に2人で隠棲。移住後、楫取素彦と寿は農地改革や山林の整備に尽力し、寿は女性だけが参加できる法座を自宅近くの観音堂で開いたという。

わずか2年ほどの居住だったが、現在でも二条窪地区は米の産地として残り、観音堂でも定期的に法座が開かれて楫取素彦と寿夫妻の功績は地域に根付いている。

長門市には吉田松陰が師と仰ぎ、長州藩の財政再建に尽力し明治維新回転の礎を築いた村田清風が住んだ三隅山荘がある。建物は草葺木造平屋の母屋を中心に、籾貯蔵庫や馬屋、湯殿などをそのまま保存。国の重要有形民俗文化財に指定されている。

三隅山荘

村田清風が住んだ三隅山荘

隣接する村田清風記念館は清風と周布政之助の功績と人柄を遺品や資料で紹介。1月下旬から12月中旬まで楫取素彦と寿夫妻を中心に長門市ゆかりの幕末の人々にスポットをあてた特別展示を行う。

極楽寺は600年の歴史を持つ浄土真宗本願寺派の寺院で松陰が26歳の時に書いた直筆の書が残されている。

山口 旅のおすすめサイト

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ