観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

【鳥取】とっとりは”隠れスイーツ王国”

お菓子の壽城 総大将は「とち餅」

鳥取県は定番から一風変わったものまで、多彩なラインナップの"隠れスイーツ王国"。なかでも、鳥取県米子市の「お菓子の壽城」は米子城を模した城郭型店舗に銘菓がぎっしり。鳥取スイーツの本丸にいざ、参る。

総大将は「とち餅」。土づくりの段階からこだわって育てられた地元産もち米と栃の実を蒸し、杵でつきあげ、とろりとしたこしあんを内包する。独特の柔らかさとほどよい甘みは多くのリピーターを生み、多くの立ち寄り客が詰めかける。

40年のキャリアを誇る職人による実演販売も人気。匠の手さばきとつきたての美味しさに甘党も思わずうなる。8個入り840円。

お菓子の壽城

とち餅の実演販売

洋菓子も存在感を発揮。一昨年に発売したバターカステラ「カスティーリャ」は菓子職人の技術から生まれるしっとりとした食感とコクを有する、騎馬大将的存在だ。

サイズは直径15センチで、1260円。

妖怪饅頭 水木しげるロードに登場

鬼太郎たちをひと口に―。鳥取県境港市の水木しげるロードに昨年12月、「妖怪饅頭総本店」がオープン。妖怪キャラたちの人形焼きが、"妖怪観光"土産として人気を集めている。

店舗は西欧風の外観が目をひく旧地銀支店跡を活用。約100平方メートルの店内では土産の購入や試食、休憩所としても気軽に利用できる。

「妖怪饅頭」は鬼太郎、目玉おやじ、ねこ娘、ねずみ男をかたどったもので、味はこしあん、カスタードなど5種。周辺観光情報を掲載した「妖怪新聞」に包まれ、かわいらしい形と4個入り315円からという手軽な価格で観光客に親しまれている。

妖怪饅頭

かわいい「妖怪饅頭」

問い合わせは、妖怪饅頭お客様サービス室 電話0120―375―639。

白鳳の里 とうふおからの旨み

米子市淀江町の「白鳳の里」は、大山山麓から流れ出る名水を活かして施設内に「名水とうふ工房」を設け、豆腐を生産。大山名水料理「とうふ会席膳」として提供している。

「とうふ会席膳」は自家製豆腐をおぼろ豆腐や揚げ出し豆腐などで味わうほか、豆乳やおから、生湯葉の刺身を味わえる。2100円から。

その「名水とうふ工房」が大山町の人気洋菓子店「もえぎ」とコラボレーションし、「とうふ屋ぷりん」(250円)と「焙煎おから茶ロール」(980円)といったスイーツを作り、3月から販売。

「とうふ屋ぷりん」は白鳳の里こだわりの国産大豆の豆乳・おぼろとうふ入りの蒸しプリン。土曜日入荷の数量限定販売を行う。

「焙煎おから茶ロール」は淀江町にある福井製茶こだわりの本格焙煎の健康茶を使い、豆乳、国産きなこが入った生クリーム、丹波の黒豆をトッピングして作ったものだ。

白鳳の里

「焙煎おから茶ロール」

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