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【三朝】現代湯治プランを提案 風情彩る企画とあわせて保養リゾートを

三朝温泉は、世界屈指ともいわれる豊富なラジウム泉を武器に、滞在型保養プラン「現代湯治」を売り出している。健康増進メニューを充実させ、新しい温泉湯治スタイル「保養リゾート」を提案する。

万病の湯に滞在して健康増進 医療・観光メニューが充実

同温泉の湯は高濃度のラドンを含有する放射能泉。ラドンは免疫力や自然治癒力を高めるホルミシス効果があることなどから、三朝の湯は「浸かる」「飲む」「吸う」ことで様々な効能がある"万病の湯"として親しまれている。

プランは2―5泊を基本に、観光・体験しながら温泉を楽しむ「気ままに滞在」と、医療機関の指導による「健康増進滞在」の2つ。

「気ままに滞在」は主にストレス解消やリフレッシュしたい人向け。同温泉の入浴アドバイザー「ラヂムリエ」による温泉入浴案内を生かした湯治はもちろん、温泉街散策や小鹿渓での森林浴、サイクリング、周辺観光などを組み合わせるフリープランで、日ごろの疲れを癒してもらう。

「健康増進滞在」は、岡山大学病院三朝医療センターか三朝温泉病院の指導による本格的なもの。温泉プール療法や飲泉療法、鉱泥湿布などのプログラム、内科やリハビリテーション科などの診断、観光や自然散策を組み合わせ、健康促進を図る。

参画旅館は13軒。3泊以上が油屋と万翆楼で、2泊以上は依山楼岩崎▽いわゆ▽桶屋旅館▽木屋旅館▽後楽▽ちくま旅館▽中屋▽花屋別館▽ブランナールみささ▽三朝館▽明治荘。

問い合わせは、三朝温泉旅館協同組合 電話0858―43―0431。

今年は三徳山へ 温泉街の自然にも触れる

湯治で滞在するなら三朝温泉の春夏は温泉街を彩る企画も組み合わせたい。イベントを通して自然、歴史豊かな三朝の風情に親しもう。

今年は、国宝・三仏寺投入堂を有する三徳山にスポット。2006年から続く「開山千三百年法要」の最終年度として、4月23―24日には結願法要が開かれた。三仏寺本堂御本尊秘仏が7月18日までご開帳されており、開山以来初めてとされる公開に注目が集まっている。

また、三徳山へは宿泊者限定の「探訪得々クーポン」も7月31日まで発売中。入山券と茶店での昼食券、旅館の半額入浴券が付き、1050円。7月23日―8月4日には早朝参拝バスも運行される。参加者1組に護摩木1本がつき、運賃は1人400円。

6月の夜は温泉街を流れる三徳川沿いで生命の輝きを。毎週土日曜の「ホタルの夕べ」では、サービスの甘酒とうちわを片手に、ホタルの灯りに酔いしれる。「カジカガエルの声を聞く夕べ」は毎週金曜。恋谷橋下の河川敷に響く澄んだ鳴き声と川のせせらぎは心を癒してくれるだろう。

8月7日の「キュリー祭」は三朝の夏の風物詩。ラジウムの発見者であるキュリー夫人の偉業を讃えるという、世界有数のラジウム温泉・三朝ならではの催しは、打ち上げ花火やイベントで温泉の恵みに感謝する。

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