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【因幡】卯年の良縁は因幡から 白うさぎにあやかる旅

鳥取県東部、因幡地方は「因幡の白兎」の伝説が根付く"縁結び"の聖地。兎年の今年、注目が集まっているのは当然のことだろう。今こそ因幡の神話ゆかりのスポットをめぐり、良縁をつかむ―。

伝説の舞台・白兎神社から恋を願う

旅は「因幡の白兎」の舞台、鳥取市の白兎神社から始めたい。神話は大国主命と八上姫が白うさぎの導きで結ばれるラブストーリーだが、その白うさぎは同神社に祀られており、恋愛成就を祈る若い女性が多く参拝に訪れる。白うさぎが体を洗ったとされる「身洗(みたらし)ノ池」もあり、皮膚の病へのご利益も知られる。白うさぎがいたとされる淤岐島(おきのしま)をはじめ白兎海岸の眺めも壮観だ。

白兎神社

恋愛成就を祈る若い女性が多く訪れる
白兎神社。今年は特に賑わう

同神社では鳥居に乗せて恋を祈願する「結び石」(500円)を、道の駅神話の里白うさぎでは神に愛を誓う「起請文」(300円)や、3月に発売された新商品「恋人の聖地チョコ」(250円)などがラインナップ。これら縁結びグッズが旅に彩りを添える。

南へ下り、同市河原町へ。城郭の雄大さが際立つ河原城には、大国主命と八上姫の石像や物語の立体映像、八上姫を祀った売沼(めぬま)神社の分社などがあり、姫の気持ちになってロマンスを感じたい。近隣の道の駅清流茶屋かわはらには縁結び祈願コーナーも。

八頭町に行けば、もう1つの白兎伝説が。天照大神の道案内をしたという素(しろ)兎伝説が残り、福本白兎神社や青龍寺、赤倉神社など、ゆかりの地が点在している。

青龍寺

素兎伝説はここにも。
青龍寺で静かに伝説に触れる

今年は白兎神社を訪れるツアーが多数組まれ、賑わう因幡。白うさぎにあやかる旅は、あなたの人生を変える、かも。

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