【津和野】森鴎外のふるさと　生誕１５０年で記念事業

11/05/24

山陰の小京都、島根県津和野町。江戸時代の城下町の町並みが広がり、豊かな歴史情緒と穏やかな空気を漂わせる。その風土は明治・大正期の文豪、森鴎外を生んだ。生誕１５０年を迎える今年、数々の記念事業が開かれ、郷土の偉人の業績を称える。

年間を通しては、まち歩きプラン「鴎外のルーツを探る」を実施。鴎外が過ごした10歳までの足跡をガイドとともにたどる。ゆかりの地や土産品などをまとめた「森鴎外観光ブック」もあり、ぜひ携行したい。

鴎外の生涯を伝える「森鴎外記念館」では、７月10日に鴎外の生涯に迫る「鴎外忌講演会」、７月16日―10月10日には津和野での森家の住居の変遷などについての特別展を開催する。

６月と11月には、鴎外ゆかりの地や観光スポットを訪ねる「津和野ウォーク」、７―８月は同記念館と旧宅の見学などを行う「親子で学習津和野ツアー」のほか、過去に映像化された鴎外の作品の上映会も年間に数回予定されている。

メーンとなる今年度に続き、来年はアフター年度として継続して「鴎外のふるさと・津和野」を発信していく。

小京都の風情を着物で

また、津和野の歴史情緒を一層体感できる企画も実施中。「ぶらり着物でまちあるき」は、着物レンタルから着付けまでセットになっており、気軽に着物でのまち歩きが楽しめる。１人３５００円で、２人からの予約制。

問い合わせは、津和野町観光協会電話０８５６―72―１７７１。

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