観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

上高地を歩く’18 訪日客も認める多様性(1)

飽きることのない散策の楽しみ

4月27日の開山祭で観光シーズンの幕を開けた上高地。50回目の節目を迎えた開山祭には国内外からハイカーや観光客3600人が訪れた。今年の開山祭は、前日に吹雪で冷え込んだ前年とは打って変わって穏やかな天気に。上高地の旅館ホテル関係者が口を揃えるように「今年は春が早かった」。

平成の期間、ほぼすべての上高地開山祭を見てきて、標高1500メートルで開催される山のイベントならでは、毎年同じ4月27日だけど、違う風景を見せてくれるのも上高地を訪ねる楽しみの一つになっている。

開山祭後、午後1時ごろから河童橋を出発し、いつものように明神に向かって歩き始めた。上高地に来たら、大正池から横尾の間のどこかをハイキングするのは、30年来の決まりごと。飽きるということはない。

河童橋と焼岳

河童橋と焼岳

上高地ビジターセンターに寄ってから、右に清水川を見送り、小梨平を通ってみる。小梨平にはすでにテントが10張りほどありキャンパーが寛いでいた。上高地バスターミナルから、ここまでは10分ほど。炊事場もトイレも風呂もある。上高地は旅館ホテルや山小屋と並び、テント泊も選択肢の1つになる。

上高地散策

散策道のところどころにある木道

梓川左岸を明神へ向かう途中、数匹でくんずほぐれつ春を営んでいるカエルを撮っている外国人ハイカーがいた。ここ5年ほど、上高地で外国人ハイカーは珍しくない。

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