【関川】ギネス認定「大したもん蛇」　８月下旬にまつり

10/12/09

関川村は、新潟県に４つだけ残る村の一つ。この村で毎年８月下旬にギネス認定のイベント「大したもん蛇まつり」が行われている。

祭りの主役、大蛇は長さが82．８メートル。ギネスブックで、竹とワラでつくった世界一長い蛇に認定されている。祭りでは５００人で大蛇を担ぎ村内を練り歩くもので、そのスケールは「ギネス認定」というキーワードで推して知るべし。毎年２万人以上が訪れる人気の行事だ。

５００人で担ぐギネス認定の大蛇。
こりゃあ、たいしたもんじゃ

祭りは村に伝わる大里峠（おおりとうげ）という大蛇伝説と、１９６７年８月28日に起きた羽越水害がモチーフ。羽越豪雨では関川村を含む羽越地方で１００人を超える犠牲者を出した。大蛇の長さ82．８メートルは羽越水害の日に由来する。

関川村は新潟市の北東に位置し、東は山形県に接する。ＪＲ新潟駅からだと電車で１時間半ほど。村の中央を荒川が流れ、鮎釣りのメッカとして知られている。

村内にはえちごせきかわ温泉郷があり、荒川沿いに点在する高瀬、鷹の巣、雲母（きら）、湯沢、桂の間の５つの温泉の総称。約20軒の旅館があり、年間４万人が宿泊する。村内では「五百万石」「越淡麗」といった酒米の生産が盛んで、新潟を代表する地酒の原料を産出している。

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