観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

「うまさぎっしり」新潟を食べ尽くせ 新しい魅力も続々誕生

新潟が国内旅行の主役に躍り出る材料は十分だ。昨年開催した新潟デスティネーションキャンペーンで新たな新潟ブランドとして打ち上げた「うまさぎっしり新潟」。米、酒、魚とそれぞれで日本の食を代表する新潟産を全面に打ち出し、堂々と「食の新潟」をアピールしている。この新潟ならではの素材に加え、新たに食の魅力づくりにも拍車がかかっている。

県内産の米と旬の農産物や畜産物、魚介類といった素材をシンプルに丼物にした「越後ライスボウル」や、季節のフルーツを素材に旅館や飲食店が取り組んだ新しいスイーツづくり。県内のほぼすべての温泉地が地域ぐるみで取り組んだ食の魅力づくりは、そのままライスボウル巡り、スイーツ巡りという形で、まち歩きを促し、温泉街に人の流れと活気を呼び戻す手段として定着しつつある。

スイーツ

新しいスイーツは左党にも魅力的

どこの温泉に行っても食めぐりやまち歩きを楽しめるのは、新潟だけの話かもしれない。

この全県一丸となった食の魅力づくりをベースに、地域独自の食への取り組みも芽を出しつつある。

松之山温泉では地域の最大の観光資源ともいえる棚田の米を使う「棚田鍋」や、四季折々の農産物を使った美味しい朝食「朝まんま」を旅館共通のメニューとしている。美味しくて、生産者を泣かさない公正な食は旅行者としても大歓迎だ。

棚田鍋

松之山温泉の棚田鍋は有名シェフと
作り上げた新しい郷土の味

関川村でも食のブランド化プロジェクト「キモマノーデ」がスタートしている。こちらはまずはイタリアン。軌道に乗ればカタカナをひらがなにかえた「きもまのうで」で和食メニューに取り掛かる。

うまさぎっしり新潟の競演に、市街地の食ともいえるB級グルメも参戦だ。「新潟タレかつ丼」、「鮭はらこ丼」、「新潟バーガー」、「越の鳥飯」、「越後もち豚串カツ」、「もち豚ギョーザ」、「糸魚川ブラック焼きそば」など、将来の全国区候補も目白押し。名前を聞いただけでも食欲をそそるラインナップに、どれを食べに行こうか目移りしてしまう。

その集大成ともいうべきイベントが、12月11、12日の2日間にわたり新潟市の朱鷺メッセで開かれる、新潟の食を一堂に集めた「新潟うまさぎっしり博」。新潟の食を体験する絶好の機会。県内全蔵元の日本酒も勢揃いする。東京から新幹線を使ったツアーも出る人気のイベントだ。入場は無料で、飲食には料金がかかる。

新潟うまさぎっしり博

一昨年の「うまさぎっしり博」。
とにかく食べる食べる

地域の自然や伝統が生み出す一級の素材の「ぎっしり」に、地域色豊かな新しいメニューの「ぎっしり」が重なって、はちきれんばかりに魅力が膨らむ新潟県。やっぱり、食べるなら新潟―。

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