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「元祖スキー天国・新潟」復活へ 子ども向けプラン充実

スキー発祥100周年を機に、新潟県では「元祖スキー王国」を旗頭に掲げ、100周年スペシャル企画を打ち出している。全県で取り組むプランとして企画の中心に据えているのは子ども向けのプラン。無料キッズスクールやゲレンデへのキッズパーク設営、スノーキャンプやちびっこツアーといったキッズメニューが盛りだくさんだ。加えて、スキー場を抱える市町村ではスキーやゲレンデ回りに限定しない、まち歩きや食に関する情報発信にも力を入れ、この冬を一層満喫できる「雪旅」を提案する。

岩原スキー場

日本にスキーが伝わってから100年。
湯沢町の岩原スキー場の白銀の世界

「にいがたスキー天国」は、「子どもスキー天国」、「らくらくスキー天国」、「おまつりスキー天国」が3本柱。

スキー100周年を機に将来のスキーヤー、スノーボーダー候補である子どもたちに、雪遊びやスキー遊びの楽しさを知ってもらうことに力を入れる。

初めてスキーをする子どもを対象にした無料スクールは、県内に58あるスキー場のうち約20のスキー場が、シーズン中、1―2日設定している。主に土日祝日で定員は5―10人程度。10―12時までの2時間レッスンを行う。

上越市のキューピットバレーでは子ども、大人を問わず初心者を対象に、土日祝日の9時30分から20分間無料レッスンを行う。ビギナーやビギナー親子を対象に無料ワンポイントレッスン行うスキー場もある。子どもたちはもちろん、スキーが初めて、スキーから遠ざかっている人もレッスンを受けることでスキーの楽しさを身近に感じてほしい。

子ども無料スクール

”未来のスキーヤー”子どもたちには無料スクールも

苗場、ガーラ、湯沢高原スキー場はキッズパークが充実。子どもを対象に、雪遊びやスキーレッスンを1泊2日で楽しむツアーを実施するスキー場もある。輝く真っ白な雪を前に、子どもたちは大興奮だ。家族連れで冬のアクティビティの元祖ともいえるスキーを楽しむという旅のムーブメント。復活に期待したい。

子どもたち雪遊び

子どもたちが楽しめる雪遊びが盛りだくさん

「らくらくスキー天国」では、大人向けに気軽に雪を楽しむプランを提案する。スノーシューでの散策やガイドとのトレッキング、妙高池の平温泉のナイトツアーなどがラインナップされている。冬の大自然を親しむ機会が整備され、非日常の体験が気軽に楽しめるようになってきた。

スノーエリアを舞台にしたお祭りも多い。100周年イベントに加え、1月の湯沢温泉キャンドルライブ、2月の小出国際雪合戦や十日町雪まつりなど、シーズン中は毎月どこかで雪まつりやキャンドルナイト、花火大会などのイベントが行われる。

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