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クラブメッド北海道トマムを体験(2) “世界に誇るマウンテンリゾート”の楽しみ方その2

上質のアクティビティとエンターテイメントにひたる

クラブメッドのメディアツアーは、招待メディア向けの合同プレゼンテーションや、国別のチームに分かれて施設を見学するインプレッションツアーはあるものの、自由度が高いのが特徴。今回の滞在では、まとまった自由時間はずっとスキーをした。

インストラクターの案内で森の中の新雪を繰り返し滑り、スキーを終えると、部屋に帰る前に、シアターと呼ばれるホールの一角にあるバーに立ち寄りビールで一息入れる。シアターのステージでは、スキーインストラクターがレッスンした子どもたちに「がんばった賞」授賞セレモニーで首にメダルをかけてあげている。見守っている家族や、シアターに居合わせた人たちと一緒に拍手を送った。クラブメッドではキッズクラブが充実していて、多くの家族連れが、昼間は大人と子どもが別々の時間を過ごしている。

クラブメッド北海道トマム

キッズが主役のイベントが毎日行われる

部屋に戻りシャワーを浴びて着替えたら、そろそろ長いディナータイムが始まる時間だ。クラブメッドでは日によってドレスコードが決められているのもおもしろい。例えば「エレガンス」や「ゴールド」、「アジアンエスニック」といった具合に。

これも遊びの一種で、固く考えずに、できる範囲でトライしてみると思った以上に楽しめるはずだ。ドレスコードに従ったG.Oたちに交じって、ただ襟があるだけのジャケットで「エレガント」を装い参加した。おしゃれにキメているゲストもたくさんいて、雰囲気がある。

ブッフェスタイルのレストランは中央の部屋がオープンキッチンになっていて、朝、昼、夜とシェフが、和食、イタリアン、フレンチとそれぞれのブースで腕をふるう。フランス発祥のリゾートだけに、テーブルワイン、パン、スイーツがおいしいと女性ゲストは情報交換していた。

グランドオープンの日は、プロのミュージシャンやダンサーたちがレストランをめぐりながら演奏を披露した。ワインの酔いと生演奏のカッコよさにがまんできずに、その場で立ち上がって、控えめに体を揺らしてしまった。レストランで踊ってお誰にもおこられなかった。
ディナーを終えてシアターに移動しても、カッコいい生演奏は続いた。黒のスーツでキメた女性4人の管弦楽チームが刻む激しいリズムに合わせて、たくさんのゲストと一緒にダンスした。

クラブメッド北海道トマム

ダンス、ダンス、ダンス

生演奏が終わると今度は、元気な村長のリードでG.Oたちのステージショーが始まり、ショーの後はG.Oの振り付けに併せて、深夜までダンスパーティが続いた。ワインやビール、ピラコラーダのお替りで、バーとダンスフロアを何度も往復した。さすがに生演奏はオープニング記念の特別な出し物だけど、だいたい、こんなパーティが毎日続く。

クラブメッド北海道トマム

連日のG.Oショー

元気なあいさつと笑顔、たくさんの会話に音楽とダンス、機嫌の悪い人を一人も見かけないエネルギーに満ちたクラブメッドの4日間だった。

インドアアクティビティも豊富、客室も快適

ある年代以上の人たちは、クラブメッドを「地中海クラブ」と昔の呼称で覚えている。自分も含めて、まわりにも何人かいる地中海クラブ経験者が口を揃えるのが、「客室とか清掃とか今一だったよね」という記憶。ただ、「できるだけ部屋から外に出て、アクティビティやバー、レストランなどパブリックスペースで楽しんでもらいたいから」というクラブメッドのポリシーも気に入っていて、部屋のことは構わなかった。

ところが今は、世界的に進めているクラブメッドの人たちが言うところの「アップスケール」(アップグレード)で、客室はすごくよくなって驚いた。大きな窓、独立したトイレと洗面所にバスタブ、巨大なテレビ画面に海外のニュース番組も当たり前に見ることができる。

クラブメッド・北海道トマムではVODの映画番組も充実していた。見逃していた「ラ・ラ・ランド」を、初日から部屋で見ていたけど、4日間いて、映画を見終えることはできなかった。部屋にいる時間は、それだけ少なかった。

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