温泉街に夜の賑わい あわら市
温泉街の魅力向上に向けた社会実験
福井県あわら市は9―11月、温泉街の魅力向上に向けた社会実験を実施した。滞在力向上、まち歩きの拠点づくり、夜のまち歩き促進、統一景観の演出などを目的にイベントや仕掛けづくりに挑戦。あわら温泉街の未来を描き、持続可能なまちとして進化を図る。
市では、あわら温泉の魅力向上に向けた議論を続けるなか、あわら温泉街の“未来型温泉街づくり”に向けたプロジェクト「あわら湯のまち みらいプロジェクト」を設立。観光地から「暮らしと旅が交差する日常空間」への進化を求めて官民で連携し、今年度は「温泉街の日常使いの促進と回遊性・滞在性の強化」をテーマに掲げた。
社会実験は9月6日―11月9日に実施。あわら温泉湯のまち広場は滞在性向上のための仕掛けづくりの舞台。常設カフェの出店、テーブルやベンチの配置、ライトアップ、伝統芸能館やあわらロマン館、屋台村湯けむり横丁の空き店舗の活用に取り組んだ。「湯~わくStand」は、広場とまちなかをつなぐまち歩きの拠点に。観光案内機能の設置、ポップアップショップの出店、色浴衣や和傘、提灯のレンタルなどを行った。舟津温泉薬師堂と二面温泉薬師堂、田中温泉薬師神社の「三薬師」は夜のまち歩きコンテンツとして磨き上げ。三薬師めぐりや飲食店の連携の仕掛けづくりにイベント「よるもうで」を開催。ライトアップを行い、三薬師と芦湯をめぐれば特典がもらえる企画で周遊を促した。

あわら温泉に滞在する魅力が増す
そのほか、湯~わくDoriなどでは景観統一のための統一デザインの看板設置や提灯による演出、歩道へのベンチ設置などで滞在空間としての機能をもたせた。
プロジェクトについて、グランディア芳泉の 山口高澄常務は「私たち旅館としては宿泊者だけでなく地元の方々も楽しめる夜のイベントを通じて、あわらの魅力を発信していきたいと考えています。特に若い方々の参加が予想以上に多かったことが印象的。今後は冬の時期に楽しめるイベントを検討しています」と話している。
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