「あいうえお」で合格祈願　山代温泉、護摩札と絵馬を作成

あいうえお発祥の湯のまち　高校の合格祈願にも

日本語で最初に習う「あいうえお」ゆかりの地である山代温泉は、その歴史を顕彰しようと「五十音図発祥の地」として活動を展開。これまで地域整備やイベント、記念日などを制定し「あいうえおの郷」としてまちづくりを推進し、あいうえお発祥の湯のまち・山代としてアピールしてきた。

取り組みから６年が経過した今年は、明覚上人が学問に優れた僧侶であったことにあやかり、合格祈願や学問成就にご利益があるという護摩札をつくる。あいうえおにちなんだ五角形＝合格の護摩札にし、購入者は薬王院温泉寺の本堂に奉納し、祈願する。奉納した護摩札は住職によってお焚き上げを行う。

護摩札は宿泊施設でお守りと一緒に配布する。２０２４年度は実証実験のため無料で行う。地元の山代中学校３年生に配布し、高校の合格祈願に活用する。

16年からスタートした取り組みは、これまで五十音図の創作に寄与した薬王院温泉寺の初代住職・明覚上人を前面に打ち出す「あいうえおの郷　にほんご文化の森プロジェクト」を立ち上げ、アイウエオの小径の整備や温泉寺山門前にオブジェを新設してきた。山代温泉街を舞台にした謎解きイベント「あ、から始まるぶらり謎解き、消えた記憶と言葉のくすり」と題したツアーも行っている。

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