城崎温泉が開湯1300年 情報発信の拠点「観光センター」オープン
節目機に魅力の増強へ
城崎温泉が2020年に開湯1300年を迎える。4月から21年3月までの1年間、城崎温泉の魅力をアピールする取り組みを実施する予定だ。このうち昨年11月23日JR城崎温泉駅前にオープンした「城崎温泉観光センター」は、開湯1300年を迎えた城崎温泉の情報発信の拠点として位置づけられている。
同センターは、これまでお宿案内所として城崎温泉旅館協同組合の事務局が置かれていた。今回のオープンで新たに城崎温泉観光協会、株式会社湯のまち城崎の事務局も移転開設され、城崎温泉の総合案内所としての機能を果たすことになった。デジタルサイネージを使って天候やイベント、宿泊などの情報を提供するほか、体験プログラムなどの販売も行う。
なかでも体験プログラムは、同センター内の城崎温泉ステキ体験旅行社が担当している。温泉や食の従来の魅力に加えて、城崎ならではの「ステキ」な時間を過ごせるプログラムを設定。巡る・想い出・アクテビティ・学ぶ・リラックス・味わうの分野からなる。例えば▽きのさき石仏88ヶ所めぐり▽城崎温泉旅館ツアー▽ステキ体験限定!日本最古の時計台潜入ツアー▽昭和モダン・城崎ツアー▽吹きガラス体験▽城崎スナックはしごツアーなど、地元密着のプログラムが並ぶ。
地域の旅館や店舗、寺院、住民をはじめ香美町や豊岡市出石町などからもガイドとしての参画があり、地域一帯で取り組みを進めている。体験プログラムは公式ホームページ(http://kinosakionpaku.jp/)に掲載、予約を受け付けている。
またセンターでは、劇作家で演出家の平田オリザさんが学長を務め豊岡市内に21年開校予定の国際観光芸術専門職大学(仮称)とも連携。演劇やアート、観光で発展しようとしている城崎温泉のサポートの場としての役割も担う。
現在架け替え工事が行われている新城崎大橋が22年に完成すれば、円山川に国際レースが開催できる全長2千メートルコースの設置が可能になるため、ボートなど水上競技ができる温泉地としてのアピールも同センターを通して行う計画だ。
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