高知の旬は自然体験ぜよ 全県でアクティビティ充実
新規施設開設や新企画続々
高知県は2019年2月から、全県単位の新しい観光キャンペーン「リョーマの休日 自然&体験キャンペーン」を展開している。県が有する豊かな海山といった大自然にスポットを当て、観光誘客への取り組みを実施。18年は県外観光客入込数が6年連続で400万人台、観光消費額は7年連続で1千億円突破するなど持続する好調を、県の大きな武器「自然・体験」をフィーチャーして、一層加速させる。
高知の自然景観を生かしたアクティビティ、地域の生活文化体験も含めた「自然・体験」を売りだす同キャンペーン。“手つかずの自然”を観光客に素材として届けることで、中山間地域の活性化を図ろうという考えを持つ。2年目を迎える来年は高知県観光の3本柱「食」「歴史」も加えた自然・体験メニューを充実させ、積極的なプロモーション展開と旅行会社へのアプローチ強化でさらなる飛躍をねらう。
県内の自然体験スポットは20年に新規開設や新企画登場が目白押し。土佐清水市に竜串地域全体を大きな水族館と捉えた「新足摺海洋館」が7月にオープン。館内での展示と周辺でのアクティビティで地域の自然を深く体感してもらう。
北川村「モネの庭」マルモッタンでは4月、「光の庭」がリニューアルオープン。JR四国は春に新しい観光列車「志国土佐 時代(とき)の夜明けのものがたり」を高知−窪川間でデビューさせる。
そのほか、今年は高知市の牧野植物園で新園地がオープンと展示館のリニューアル、香美市の龍河洞がプロジェクションマッピングなど体験型施設として一新されるなど、話題が豊富。さらに室戸ユネスコ世界ジオパークや安芸市の伊尾木洞、清流・仁淀川、四国カルストや四万十川など重厚な自然スポットを絡めた旅が高知県観光のトレンドだ。
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