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東京オリ・パラへバトンつなぐ「いだてん」(1) 日本五輪史の大河ロマン

日本初五輪選手の金栗四三と東京招致に尽力、田畑政治 2人の生き様を描く

戦後日本のエポックメーキングとなった1964年(昭和39年)の東京オリンピック。日本中が沸き上がり、国民に活気と勇気を与えたビッグイベントは、ある2人の男がいなければ実現しなかった―。

1月6日に放送が始まった今年の大河ドラマ「いだてん―東京オリムピック噺」は、日本がオリンピックに初めて参加した1912年(明治45年)のストックホルム大会から東京大会までの激動の半世紀を描く。近代日本が歩んだ戦前、敗戦、戦後、そして復興という道のりを、オリンピックという世界的なスポーツイベントをバックボーンに、日本人の“泣き笑い”を描き出す。

大河ドラマにとって近代史をとりあげるのは、1986年(昭和61年)の「いのち」以来、実に33年ぶりとなる。そして物語を前後編に分け、主人公も19年ぶりのリレー形式で構成されるという挑戦的な意欲作となっている。

冒頭の「2人の男」とは、金栗四三と田畑政治だ。「日本のマラソンの父」と称される金栗四三は“日本で初めてオリンピックに参加した男”であり、元日本水泳連盟会長の田畑政治は“日本にオリンピックを招致した男”。金栗が初出場したストックホルム大会、第2次世界大戦のぼっ発で幻となった1940年の東京大会の開催返上、そして1964年の東京オリンピック実現まで、2人のオリンピックにまつわる活躍、そして日本が平和と発展にまい進する様子を宮藤官九郎さんのオリジナル脚本で迫っていく。

登場人物はこの2人に加え、物語の進行役を務める落語家・古今亭志ん生や柔道の創始者・嘉納治五郎など近現代ではおなじみの人物も登場。さらに「このドラマは史実を基にしたフィクションです」と大河では異例のテロップが入り、これまでの映画やドラマ作品で人気、評価が高かった“宮藤節”に否が応でも期待が高まる。画面に映しだされる時代の流れ、東京の移り変わり、次代への思い。現代を生きる人々も懐かしさを感じる時代の躍動が、来年、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催の成功に向けて日本人の心に火を灯させる。

物語の主要舞台はもちろん東京。金栗の出身地・熊本県では玉名市に大河ドラマ館が設けられるほか、生家が現存する和水町には金栗四三ミュージアムがこの1月に開設された。田畑の出身地・静岡県浜松市などドラマにゆかりのある各地で様々な取り組みを展開、東京オリ・パラの気運とドラマならびに地域の盛り上げを図る。

放送は全47回。毎週日曜、NHK総合で20時から、NHKBSプレミアムで18時からなど。再放送は毎週土曜、NHK総合で13時5分から。

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