鳥取・用瀬 伝統の風習に思い込め「流しびな」
19/02/27
清澄な空気の中幸せ祈る 今年は4月7日に
鳥取市用瀬町の雛祭りは「流しびな」。毎年、旧暦の3月3日に行われてきた民俗行事で、今年は4月7日に開かれる。江戸時代から受け継がれてきた川に雛を流す風習が春の情緒を演出する。
「流しびな」は、わらを円状に編んだ「さん俵」に男女1対の紙雛を乗せ、菱餅や桃の枝を添えて千代川に流すもの。雛には無病息災や1年間の幸せへの願いが込められている。
ひな流しは、この伝統行事がテーマの資料館「流しびなの館」周辺で。幼児や地元の人が行うほか、観光客も流しびなを購入すれば11―14時に体験できる。
町内ではそのほか、流しびなの製作体験や、流しびなの館や家庭での雛飾りの公開、古い雛人形に感謝やおはらいを行う「お焚きあげ」なども催され、雛祭りムード一色に。雛飾りの公開は前日の4月6日から。
当日はJR・智頭急行の特急「スーパーはくと」「スーパーいなば」が用瀬駅に臨時停車する。
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