絶景や聖地、遊び- 「水の国、わかやま」、県全域の魅力を“水”に凝縮
和歌山県の観光ブランディング 夏こそ輝き増す
海洋、森林資源が豊富な紀伊半島の豊かな自然から生まれた「水」は和歌山県民の暮らしにとってだけでなく、景観や温泉、アクティビティなど観光にとっても欠かせない要素だ。和歌山県は「水の国、わかやま。」を和歌山観光の魅力を凝縮させたテーマとして、新たな旅のスタイルを提案している。
「水の国、わかやま。」は2016年7月―17年末まで観光キャンペーンとして展開。2013年の伊勢神宮式年遷宮から熊野古道の世界遺産登録10周年、高野山開創1200年、大河ドラマ「真田丸」放映と続いたトピックの効果で高まった勢いを継続させようとスタートした。「水」をテーマに知られざる和歌山の魅力を発信し、世界遺産をはじめ全国的な観光ブランドと組み合わせることで、全県で集客力の向上を図ろうというものだ。キャンペーンが終了した今年も引き続き観光振興のテーマとして発信し続けている。
水を見る▽水が創る▽聖なる水▽水に寄り添う▽水を活かす▽水と遊ぶ▽水を育む▽滝―という8テーマで観光素材を紹介。「見る」は串本・橋杭岩や熊野・瀞峡など絶景、「創る」は川湯や龍神といった温泉や安川渓谷、「聖なる」は高野山・熊野の世界遺産の古社・古刹、「遊ぶ」は水辺のアクティビティなどテーマごとに、魅力をアピールしている。
また、那智勝浦・串本・古座川や日置川・白浜・串本・すさみ、高野山・日高・有田など新たなゾーニングで周遊ルートを策定。「サイクリング王国」や「南紀熊野ジオパーク」といった視点からの旅も提案している。
白浜町在住の水中写真家・内山りゅうさんがアンバサダー的役割を務め、キャンペーンのホームページやガイドブックに内山さんの写真をふんだんに掲載して「水の国」のイメージを訴求。内山さんは著書「さかなのたまご」が5月5日発表の産経児童出版文化賞でJR賞を受賞するなど活躍している。
「水の国、わかやま。」の詳細は公式HP(https://www.wakayama-kanko.or.jp/mizunokuni/)へ。
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