岐阜で心揺さぶる“絵になる旅”
豊かな山々、山間を悠々と流れる清流。岐阜県の魅力は雄大な自然が魅せる四季折々の風景だ。その自然を体感できるエコツーリズム、古くから営まれてきた暮らしに根付く文化を味わう観光が隆盛の時を迎えている。下呂温泉は自然に感じ入る観光の磨き上げを図り、美濃エリアは町並みや歴史がドラマの舞台に選ばれるなど、“絵になる旅”がそこかしこに。自然と文化、あるがままの姿を感じる“旅の本質”が岐阜にはある。
「E―DMO」で躍進 下呂温泉、個人客シフトとエコツーで成果
自然を磨き「稼ぐ組織」へ 岐阜県下呂温泉が元気だ。近年低下が続いていた宿泊客数が、2015、16年度は100万人を突破、そして17年度は10年ぶりに110万人を超えるところまで盛り返してきたのだ。その理由は誘客にマーケティングの手法を...
滝めぐりや農村サイクリング、森で“忍者体験”も 下呂のエコツーリズム
「小坂の滝めぐり」と「馬瀬十景」 下呂市が推進するエコツーリズム。多彩な体験プログラムが用意されており、いずれも下呂の自然を身近で体感できるものばかり。下呂温泉を拠点に、緑と水を求めて里山へ繰り出そう。 下呂版エコツーの核とも言...
花火と音楽の競演 12月にミュージカル冬公演/下呂温泉
ロマンチックな冬の夜演出 下呂温泉では夏と冬の1年に2回、「下呂温泉花火ミュージカル」が開かれる。温泉街を流れる飛騨川沿いで打ちあがる花火と、バックに流れる音楽のコラボレーションによる一大ショーだ。温泉と幻想的な世界観の組み合わせは、...
合掌家屋に日本の原風景感じて 下呂温泉合掌村、屋内見学や和の体験
「じっくり散策」で盛り返し 下呂市の下呂温泉合掌村は、合掌家屋集落が建ち並び、一歩足を踏み入れれば日本の原風景、飛騨の伝統の世界が広がる。家屋見学や村内散策、体験プログラムを通して懐かしの“ふるさと”を体感できる。 同村は近年、...
祭事、イベント目白押し 秋の下呂温泉、湯の恵みと飛騨牛に感謝
10月8日に下呂温泉神社例祭、10月21日は「謝肉祭」 秋の下呂温泉は祭りやイベントが相次いで開催される。 10月8日は、湯の恵みに感謝する下呂温泉神社の秋の例祭。例祭の中でも見どころは、下呂温泉を世に知らしめた功労者である儒学...
新客室と茶室体験 水明館、山水閣和洋室を一新/下呂温泉
テーマはスタイリッシュ 長期滞在にも対応 下呂温泉の水明館はこのほど、施設内にある4館のうち「山水閣」において、4階の和洋室をリニューアルした。3室限定の完全禁煙ルームで、スタイリッシュなムードにこだわった。 客室は広さ42平方...
プレミアム客室誕生 小川屋、新大浴場もオープン/下呂温泉
「新・碌間」と「薬師の湯」 下呂温泉の小川屋は4月、客室と大浴場をリニューアルオープンさせた。「100年続く旅館を目指して」をコンセプトに2015年から施設の増強を続けており、今回も同館が標ぼうする“伝統と革新”を体現するものだ。 ...
秋冬の貸切バスツアーを補助 下呂温泉観光協会が設定
遠方と近隣の2種設定 下呂温泉観光協会は、秋から冬の下呂温泉へ誘客を促進しようと、貸切バスツアーへの補助金事業を実施している。 対象は9月1日―2019年2月28日の間に下呂温泉で宿泊するツアー。バス1台あたり15人以上、旅館ホ...
「半分、青い。」「麒麟がくる」の舞台 美濃エリア、ゆかりの地で観光効果
城下町の風景が“絵になる” 岐阜県美濃エリアがドラマのロケ地、ゆかりの地として注目を集めている。 恵那市の岩村城下町は、現在放送中のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」の舞台。西町一丁目商店街は、ドラマで「ふくろう商店街」として...
うだつ照らす幻想空間 美濃和紙あかりアート展、10月6―7日に/美濃
古い町並みと伝統工芸の融合で幽玄の美演出 美濃市では10月6―7日、秋の風物詩「美濃和紙あかりアート展」が開かれる。夜間、重要伝統的建造物群保存地区「うだつの上がる町並み」を地元伝統の美濃和紙で作られた灯りのオブジェで彩る。美濃が誇る...
中津川で体験する“秋の実り” 名物栗きんとん絞りや収穫体験
旬の味覚と食文化を味わう 岐阜県東部に位置する中津川市。2027年に開業が予定されるリニア中央新幹線で新駅が設置予定で、今後観光発展が期待される注目のエリアだ。観光の旬はズバリ秋。栗きんとん発祥の地とされているように、秋の実りと地域固...
農商工連携の地域活性先進地 ちこり村、見学や食で魅力体感/中津川
地元食材使った「おふくろの味」をビュッフェで 中津川市の「ちこり村」は、欧州原産の野菜「ちこり」を栽培する農業観光施設。休耕田の活用、高齢者の雇用、観光と、ちこりの生産を通じて地域活性化に取り組んでいる。食を通して地元にも訪れた人にも...
伝統の技伝える“本物” 関刃物センター、刃物2千点以上の品ぞろえ/関
包丁・刃物の研ぎ方教室も人気 関市は日本有数の刃物の産地。鎌倉から戦国時代、ここで作られた刀は「関の名刀」として世に知られた。今もその伝統が受け継がれ、良質な刃物が作り続けられている。 関刃物センターは、そんな“関の刃物”の総合...