観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

鉄の道は温泉の宝庫 静かな風情に心癒す

美肌の湯や薬湯

山間を行く「たたら風土記の旅」に、より旅情を加えてくれるのは、やっぱり温泉。2市1町には小さいながらも地域の人々を支え、旅人を癒してきた温泉地が点在する。静かな風情と癒しを求めて温泉めぐりへ。

奥出雲町の温泉は、今注目の島根美人の郷らしくいずれも美肌の湯。なかでも斐之上温泉は日本三大美肌の湯のひとつに数えられるほど。山の風情が心を癒す奥出雲の秘湯は、女性の人気も高い。亀嵩温泉は古くから薬湯として親しまれてきた歴史を持つ。松本清張原作の「砂の器」で、映画やドラマの舞台にもなった。近年湧出した佐白温泉はつるつるさっぱりの湯上り感が心地よい。

安来市のさぎの湯温泉は白鷺が脚の傷を癒した伝説から名がついた。戦国の尼子氏や歴代藩主の御殿湯として使われた由緒を、かけ流しで味わえるぜいたくさがある。広瀬温泉は尼子氏の居城・月山富田城跡近くの薬効性の高い湯が自慢。

雲南市では出雲湯村温泉。出雲国風土記にも記載された古湯だ。斐伊川の川底から湧出するといわれ、文人にも愛された。海潮温泉も同様に古湯で、外傷や虫さされに効能が。源泉を持って帰れる蛇口もある。

この地域の温泉の湯上りには、地元特産の木次乳業の牛乳やコーヒー牛乳を飲むのがお約束。

島根たたら 旅のおすすめサイト

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ