たたら製鉄の現場がここに 菅谷たたら山内/雲南
16/08/01
鉱山町の景観が残る
雲南市吉田町の「菅谷たたら山内(さんない)」は、今もたたらの鉱山町の景観が残る地域。製鉄所や住居など職住一体となったエリアは日本の製鉄とその文化の拠点だった。
山内の中心にある日本で唯一現存する高殿は常設の溶鉱炉として、たたら製鉄の中心を担った。鉄師御三家のひとつ田部家が同市に寄付し、2014年11月に改修工事が完了。国の重要有形民俗文化財に指定されており、たたら炉、資材置き場など往時の姿が今も見られる。
高殿の周囲には職人の集落が残り、往時の息吹が漂っている。
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