観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

ORCに乗って壱岐・対馬へ(2) チャーター利用商品続々

大手旅行会社が商品化 夜景もおすすめ

観光面では各路線とも約3千メートルの低空で飛行するため、地図を見ているような感覚で機内からの眺めを楽しめることが好評だという。短距離、低空というのは飛行機と人を身近に感じさせるORCの魅力の一つに数えてもいいのかもしれない。

近年、旅行会社もORCを使った「しま旅」を旅行商品化。11年にはクラブツーリズムが五島福江―壱岐間にチャーター便を飛ばしたツアーを実施した。13年にはJTBが「五島列島―長崎―天草4日間」でチャーター利用している。

ORC

チャーター利用も多い
(写真は対馬空港に降り立つ乗客)

今年に入ってからは、阪急トラピックスとクラブツーリズムが軍艦島を上空から見るチャーターツアーを実施。長崎が世界新三大夜景に選ばれたこともあり夜景と花火を上空から楽しむ「花火鑑賞と世界新三大夜景長崎スカイクルーズ」も催行された。読売旅行からは路線を使った「離島3島めぐり」のツアーが企画されたが、旅行会社からは路線利用よりチャーターの問い合わせが増加傾向という。

路線が中心であるため、昼間のチャーター利用には調整が必要のようだが、夜間はハウステンボスの美しい夜景も見ることができるので、夜の利用はお勧めだ。

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