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古代の神秘漂う壱岐(2) 「一支国」の歴史に触れる

古代の暮らしと特異な自然景観

次に紹介したいのは、壱岐に行けば必ず訪れたい「一支国(いきこく)博物館」。2010年にオープンし、今年の9月で入館者が60万人を達成した。弥生時代の重要な集落跡で国指定特別史跡になっている原の辻遺跡を展示の一部として取り入れている。

シルクロード・ビューシアターでは魏志倭人伝を元に一支国の人々の生活を映像で説明。トピックスのコーナーでは原の辻遺跡を7つのシーンに分け、ジオラマで160体のユーモラスな表情の人形が生き生きと生活している様子を伝える。人形のうち46体は壱岐市民が顔のモデルになっている。

一支国博物館

一支国博物館外観

一支国博物館

ジオラマで古代の暮らしを伝える

また、長崎県埋蔵文化財センターも併設し、復元作業をガラス越しに見ることもできる。

このほか壱岐には自然景観を楽しめるスポットも多い。

黒崎半島先端にある「猿岩」は有名。猿岩近くの小高い丘には東洋一と言われた「黒崎砲台跡」が残っている。

猿岩

猿岩にキス?

牧崎公園には「鬼の足跡」や「ゴリラ岩」などがある。八幡浦の海中に祀られている「はらほげ地蔵」は満潮時は海に浸かり、干潮時には陸に立つユニークな地蔵として訪れる観光客が多い。近年発見された双六古墳も訪れたい。

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