農泊核に観光交流を推進・京都府笠置町(3) 四季折々に笠置の食
猪肉カレー名物化へ試作
春の山菜、夏のアユ、秋のキノコ、冬のジビエなど四季を通じて特色ある食が楽しめる笠置町。最近は特にジビエ料理に注目が集まっている。
ジビエの代表格はキジ。笠置山の山頂近くに建つ自遊宿 料理旅館松本亭は名物の「きじ鍋」が第3回全国ご当地鍋フェスタ「鍋―1グランプリ」で優勝した。キジ肉は脂身が少なく、あっさりとした味わい。鶏肉と比べてタンパク質が多く脂肪分が少ない上、カロリーも半分ほど。健康食としても好評だ。
一方、いま開発中なのが、イノシシ肉の料理。脂身があっさりとして独特の甘さで人気のジビエ代表格でもある猪肉を農泊の売りにしようとメニューづくりに取り組む。
3月下旬には、笠置駅のカフェ「STATION!!」でジビエカレーライスの試作・試食会が行われた。三重県いなべ市で農家レストランなどを手掛けている北村光弘さんを講師に迎えて、猪肉を使ったカレーライスをつくった。町内の観光、農泊関係者がレシピを学び全員で試食。とても美味しいと好評だった。
参加者の一人は「年間10万人近くが利用している笠置キャンプ場の来場者にも笠置ならではのカレーとして販売できるのでは」と販路開拓に意欲を示していた。
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