光秀、道三、信長の“交差点”・岐阜市(2) 大河ドラマ館はじめ3エリアで“麒麟”の世界へ
三英傑を通じ岐阜と物語を知る
【光秀エリア】 岐阜市歴史博物館に1月11日、「麒麟がくる 岐阜 大河ドラマ館」がオープン。ドラマの世界、光秀・戦国の世界を多彩な展示で体感できる歴史空間になる。
同博物館2階を全面改装し、広さは約1100平方メートルと広大。エピローグが展示された入口を入ると、ドラマの撮影風景やキャストが登場するメイキング映像が流れるドラマシアターが出迎え。ドラマに登場する人物・キャスト、相関図、年表、エピソードのパネル、ドラマで使われた衣装や小道具などの展示、スタジオセットの再現、監修や考証などドラマ制作の舞台裏を紹介するコーナーがあり、会場を歩き進めるにつれドラマの世界に没入していける。
当時の楽市の再現をはじめドラマの世界観が体感できる体験型コンテンツも用意。金華山頂からの鳥瞰ジオラマと信長公居館のコンテンツと連動した映像を映し出す「天下鳥瞰図絵巻」もここだけの必見コンテンツだ。
戦国時代の岐阜城(稲葉山城)や、斎藤氏、織田氏などこの地を治めた武将と岐阜の関係を同博物館の所蔵品の展示で伝えるコーナーも設置。ルイス・フロイス像や南蛮屏風も展示される。
開館時間は9―17時。入場料は大人600円、小中学生300円。20人以上の団体は大人480円、小中学生240円。販売手数料あり。市内観光施設や可児市、恵那市の大河ドラマ館との相互割引、岐阜バスの1日フリー券とのセット券も設定している。
博物館前には戦国時代のムードに包まれた装飾による飲食・土産品ブースも設置。戦国・岐阜にちなんだ食が味わえ、大河ドラマ館関連グッズが購入できる。
期間中の入館者目標は50万人。
【道三エリア】 岐阜城へと続くぎふ金華山ロープウェー山麓駅内には、「岐阜のまちの礎を築いた斎藤道三公の人物像に迫る」をテーマに、道三関連の展示コーナーを設置する。
道三に関する映像やパネルで生涯を紹介。道三の等身大フィギュアがひと際目を引く。
時間はロープウェー営業時間中。料金は無料。
【信長エリア】 金華山を登ると、岐阜城では「城下町や城づくりに対する信長公の想いに触れ、信長公が築き上げた城下町の今を望む」と題し、信長関連の展示を展開。1―4階すべてで信長入場後の岐阜城と信長が治めた9年間の業績を紹介していく。展示資料は世界図屏風や木造の信長の座像(いずれも複製)など貴重なものも多く、ファンは必見。
岐阜城資料館でも、岐阜ゆかりの武将に関する展示コーナーを設ける。
時間は3月15日まで9時30分―16時30分。時期により異なる。大人200円、小人100円。
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