19年に新潟、庄内でDC展開 テーマは「ガストロノミー」
“日本海美食旅”を発信
10月16日、新潟市の朱鷺メッセで開かれた新潟県・庄内エリアDC全国宣伝販売促進会議には、宿泊・観光施設や行政機関など地元受け入れ側から300人、JRグループを中心に全国から600人以上の旅行関係者が参加した。
全体会議には新潟、山形両県知事が出席。花角英世新潟県知事は「私は佐渡出身でもあり、9回目のDCにわくわくしています。新潟には豊かな食文化があります。今回のDCでは食に焦点を当て、上質な食、食にまつわる物語を多くの人に味わってもらいます。来年の本番に向けプレDCで磨きをかけ、魅力的な受け入れ態勢を整えたい」と約束した。
また、吉村美栄子山形県知事も「鶴岡市はユネスコの食文化創造都市ネットワークに加盟しています」などと、庄内の食が評価されていることを紹介しながら、「新潟県と一緒にプレ、本番、アフターと、3年間一緒に取り組みたい」と話し、「日本海美食旅」の浸透に意欲を示した。
総合プロデューサーの岩佐氏は、十日町市出身で東京で経営するレストランがともにミシュランの星を獲得している飯塚隆太、村山太一両シェフ、鶴岡市出身で地元の人気レストランを経営する奥田政行シェフとともに登壇し、日本海美食旅について紹介した。
4氏からは「美食学は美食で風土を感じてもらう知的な旅」「野菜も家畜も雪解けのおいしい水が価値を高めている。新潟には、地域の水自慢でディスカッションできる、よい味覚を持っている人が多いんです」「野菜の種子を守ってきた歴史があり、品質のいい野菜が多い」「健康な食を探していくと、伝統野菜にいきつきます。新潟、庄内には在来作物が多く、食材のバラエティは世界一です。ここだけの食を食べにきてほしい」などと呼びかけていた。
現在展開中のプレDCでは、日本海美食旅ガイドブックを配布し、エリアごとの美食めぐりを提案している。例えば北前船の寄港地として栄えた新潟市では、古町花街で古町芸妓の観賞と料亭料理。県北の城下町村上市では鮭御膳を、金属加工の産地燕三条では畑で食べる「畑の朝カフェ」。湯沢・魚沼・十日町エリアでは雪国A級グルメなどが地域の風土を味わえる特色ある食やイベントとして紹介されている。
DC全体会議後は、これら美食をめぐる日帰りと1泊2日のエクスカーションが県内全域を対象に8コース組まれ、参加者は来年の本番に備えて美食の旅を体験した。
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