南紀から宇宙へ 串本に国内初の民間ロケット発射場
19/11/29
「スペースポート紀伊」 2021年夏完成予定
南紀が宇宙のゲートウェイに—。和歌山県串本町で11月16日、国内初の民間によるロケット発射場の起工式が行われた。2021年夏の完成予定で、21年度中に第1号ロケット発射を見込む。南紀の新たな産業、観光需要の創出につながるとして期待が高まっている。
発射場を建設するのは、キヤノン電子、清水建設、IHIエアロスペース、日本政策投資銀行の4社が出資する「スペースワン」。同社が求めるロケット打ち上げに適した環境を同町が有していることから、この地に建設が決まった。
発射場の名称は「スペースポート紀伊」。荒船海岸近くの約15ヘクタールの敷地内に打ち上げポイントや総合指令棟、人口衛星を組み立てる建物などを設ける。打ち上げを予定するロケットは全長約18メートル、重量約23トン。年間20回の打ち上げを目標に設定している。ロケットで顧客の小型衛星を打ち上げ、需要が高まる宇宙ビジネスの分野に南紀の地から打って出る。
これにあわせ県では、観光への活用も検討。アクセスの利便性向上や宿泊施設の充実にも目を向ける。また同町や那智勝浦町では、発射場を眺められる施設の整備も検討していくという。
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