滋賀甲賀・緋色のまちを旅しよう
滋賀県の南端に位置する甲賀市。日本遺産「きっと恋する六古窯—日本生まれ日本育ちのやきもの産地」と「忍びの里 伊賀・甲賀—リアル忍者を求めて」が2017年にダブル認定され、19年9月30日からは甲賀市が舞台のNHK連続テレビ小説「スカーレット」が始まった。信楽焼と忍者という、豊潤な文化と歴史を有する甲賀市への関心はこれまで以上に高まっている。東海道の宿場町の雰囲気を色濃く残す土山宿や水口宿を散策するのもよし、甲賀の里で忍者になりきるのもいい。そして、愛嬌のあるタヌキの置物を見ながらスカーレットの舞台、信楽の窯元めぐりや陶芸体験など見どころはたくさんだ。小ぶりながら温泉宿も点在しており、甲賀ならではの食や酒もそろう。信楽高原鐡道のスカーレットのラッピング列車に乗って“緋色のまち”甲賀市の旅にでかけよう。
信楽舞台に女性陶芸家の人生描く 連続テレビ小説「スカーレット」
甲賀市信楽町を舞台にしたNHK連続テレビ小説「スカーレット」。女性陶芸家がまだ珍しかった時代に、家族や信楽に住む人たちに支えられながら、前向きに夢へ突き進むヒロイン・川原喜美子に朝から元気をもらっている人も少なくないだろう。これからさらに盛...
忍びの里、陶芸のまち—甲賀に2つの日本遺産(1) 焼物ミュージアムを歩く
信楽狸づくりや絵付け体験も 甲賀市信楽町には200以上の窯元が点在し、そこかしこにユニークなたぬきの置物がある。2017年には「きっと恋する六古窯—日本生まれ日本育ちのやきもの産地」のストーリーが日本遺産に認定された。認定にあたっては...
忍びの里、陶芸のまち—甲賀に2つの日本遺産(2) リアルな甲賀流忍者を探る
忍術村や忍術屋敷、史跡 甲賀流忍者を追体験 今や世界中の人たちが魅せられている忍者。戦国時代を中心に活躍したとされるが、その実態はあまり知られていない。甲賀市は「甲賀流忍者」のふるさと。2017年には「忍びの里 伊賀・甲賀—リアル忍者...
東海道の宿場町を歩こう 歴史風情が色濃い土山宿と水口宿
往時の思い馳せ 江戸期の文化に触れる 忍者はもちろん、歴史豊かな甲賀市。市北部を東西に縦断する国道1号は、江戸時代に幹線道路だった東海道と重なる。土山、水口は宿場町として栄え、今も風情ある町並みが残る。 土山宿は、江戸・日本橋か...
甲賀の温泉で寛ぐ
宿泊がおすすめだが日帰りで湯めぐりもいい 甲賀市内には温泉が点在している。宿泊はもちろん、日帰り利用も可能でまち歩きの疲れを癒すことができる。 「信楽温泉 多羅尾乃湯ホテルレイクヴィラ」は単純温泉—低張性弱アルカリ性低温泉。風流...
地元産でつくる「緋色なグルメ」 甲賀市内41店舗で提供
食欲そそる多彩な赤 甲賀市を訪れたら、必ず食べておきたいのが「緋色なグルメ」。地元産のトマトなど赤い色をした素材で作る逸品を市内各所の店舗で提供している。 緋色なグルメは「スカーレット」で甲賀を盛り上げる推進協議会が企画。観光客...
滋賀県随一の酒どころ 甲賀市内9つの蔵が美酒製造
豊かな水と歴史が産んだ名酒の郷 甲賀市は滋賀県随一で酒造りが盛んなまち。県内の33の蔵元の約3割にあたる9つの酒蔵が甲賀市で営業している。 滋賀県=近江の国は、四方を山に囲まれ伏流水が豊富なことや、酒米づくりに適した気候と地形を...
お茶どころ甲賀 朝宮茶や土山茶、スイーツも
「日本のお茶の発祥地」は景観も美味 滋賀県は「日本のお茶の発祥地」だ。平安初期の805年ごろ、延暦寺を開創した最澄が唐より持ち帰った茶の種を比叡山麓の日吉大社あたりに蒔いたのが始まりとされる。それから1200年あまり。長い歳月を経て受...
甲賀のおもてなし 信楽焼の器で地元産茶と酒
おもてなしの「コトづくり」を充実 滋賀県甲賀市のおもてなしは、信楽焼の器で地元産の茶や地酒を提供すること—。そんな「おもてなし条例」を甲賀市が2015年3月に施行して以降、市内各所で甲賀流おもてなしの習慣が広まっている。 日本五...
“パーク&ライド”観光 甲賀市が臨時駐車場開設
信楽高原鐵道に乗り換えて 甲賀市では、市内観光を快適に楽しんでもらおうと「パークアンドライド方式」を実施している。臨時駐車場に車を停めて信楽高原鐵道に乗り換えて目的地へ向かうスタイル。渋滞を避け、市内をのんびりと観光できる。 連...
緋色のであい 甲賀市内周遊を促すスタンプラリー
特産品をプレゼント 甲賀市では2020年3月31日まで「緋色のであい」スタンプラリーを実施している。信楽焼や忍者、東海道まち歩きなど市内の観光スポットや商店を周遊してシールを集める。シールの枚数に応じて抽選で緋色の信楽焼の花入れなどの...