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存在感を放つ「歩危マート」/三好

妖怪シネマ博物館も併設

大歩危を訪れた人なら一度は目にしたことがあるだろう。JR大歩危駅前にあるスーパー「歩危マート」。商店の少ないこの地域にあって、暮らしに欠かせない商品だけでなく地場産品を取り揃え、地元住民だけでなく観光客にとっても欠かせない存在として長年存在感を放っている。

地域を代表する商店として、地元をアピールすしようと様々な取り組みを展開。そのひとつが「はにかむ観光案内所」で、地域住民が案内役となる体験企画を用意して観光客に提案している。山の暮らしに欠かせない伝言手段「よびごと」やかずら工芸、集落散策、野菜の収穫、ほら貝吹きなど地域色豊かな体験メニューを用意している。ちなみに体験の考案者は、地元の高校生たち。

なかでも異色の存在は「妖怪シネマ博物館」。昭和期に活躍した映写機の見学や、昔懐かしい映画ポスターを展示しており、昭和40年代まで映画館がこの地にあった当時のムードが蘇る。予約制で、映写技術士の資格を持つ山口頼明さんによる35ミリフィルム映画作品の上映体験も。

歩危マート

外観も昭和レトロ感が漂う妖怪シネマ博物館

同店では、地元農家が作った野菜や「ぼけあげ」など名物、祖谷とうふ、こんにゃくなど大歩危祖谷のお土産がそろう。ぼけ祖谷汁、祖谷そばといった地元の味も提供している。

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