世界有数のビーチ&シティリゾート タイ・パタヤを行く(3) ナイト・ウォークを楽しむ
パタヤはビーチと観光スポットもさることながら、混沌としたまちなかも楽しい。昼日中の観光とホテルの行き来だけではパタヤの魅力は語れない。特に夜。ナイト観光は、このまちの滞在をさらに魅力的にさせる。
喧騒にワクワク
バンコク・スワンナプーム国際空港からは、バスや車で2時間ほど。日本から約7時間のフライトを経て、到着したのは夜。まずはナイトエンターテインメントへ出かけ
る。簡単なマップをもらい、歩き方について簡単なレクチャーを受けて、1人で街に出た。
滞在したホテルはパタヤのほぼ北の端に当たり、中心部に近い最も賑わうあたりまでは、3キロほど。タイスキで満腹のうえ、チャンビールをいくらか飲んだ後ではちょっと遠い気もしたけど、初めての街を知るには歩きが一番だ。
ビーチ沿いの南行き一方通行の道を、ビーチを右手に歩く。午後9時ころ、観光客は適度に多くて、国際リゾート感が心地いい。
レストラン前に並べているシーフードやメニューを眺めたり、小さな売店を覗いたりして歩いていると、ときどき後ろからクラクションが鳴って、小型乗合バスのソンテウがスピードを落としながら抜かしていく。「乗っていかないか」の誘いだ。
40分ほど歩いて、パタヤで最も賑わうウォーキング・ストリートの入口に着いた。夜は歩行者天国になる。ここから500メートルほど、レストラン、バービア、ライブバー、ゴーゴーバーなどが続く。入口から喧騒が溢れ出ている気がしてワクワクする。
歩いているのは老弱男女、小さな子ども連れの観光客も多い。それくらいに治安はいい。とりあえず往復し、それから1軒の店に入り、チャンビールで1時間ほどいた。
帰りは、初めてソンテウに乗った。トゥクトゥクの経験はあってもソンテウには乗り方がわからなかった。ただ、この街では、ソンテウは一方通行の2本の通りを、ぐるぐる回っていると聞いていて、行先の心配がない。運転手に値段を尋ねると10バーツ(35円ほど)とものすごく安い。ブザーを鳴らして、ホテル前で降りた。
年間500万人以上が訪れるパタヤ。昼のビーチは、パラセーリングなど洋上のアクティビティを楽しむ人で賑わう。一方、最近は街中にジャスミンカフェ、スケッチブックカフェといったおしゃれなカフェも増え、女子旅に人気なのだそう。
なかでもヒルトンパタヤ16階にあるカフェ、ドリフトはパタヤビーチを望む景観と、フォトジェニックな内装、スイーツで話題のスポットになっている。
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