白だしへのこだわりに迫る　七福醸造／安城

14/09/26

新商品と工場見学

安城市・碧南市の七福醸造は全国で唯一の「白だし」専門メーカー。白だし発祥の地として「ありがとう」の言葉に日ごろの感謝を込め、商品開発はもちろん、工場見学や多彩なイベントで白だしの魅力を伝えている。

同社の白だしは白しょうゆの原料に有機の小麦と大豆のみを使い、鹿児島枕崎産のかつお節と北海道産の昆布、大分のシイタケなど原料にこだわる。白だしの取り寄せとしては全国トップを誇りファンも数多い。

昨秋登場した「これ一本でごちそうシリーズ」は簡単に家庭料理を作ってもらおうと開発。有機白しょうゆを使って他の調味料なしに味付けが可能になるという便利な一品だ。たまご焼き、寄せ鍋、味ごはん、浅漬け、肉じゃが、唐揚げ、生姜焼き、野菜炒めの８種があり、１本５００円（税抜）。今後２種追加する予定という。

「これ一本でごちそうシリーズ」も登場

工場見学ができる碧南工場「ありがとうの里」では原料を蒸す段階から仕込み、ろ過、瓶詰めまでの生産工程を公開。同社の歩みを物語る創業当時に使われていた木の樽も必見だ。白だし料理を試食してからのお土産の購入もできる。時間は９―16時。土日祝は製造休み。予約は０５６６―41―１５０８へ。

また、日本記念日協会認定の「白だしの日」である７月29日は、毎年まつりを開催。白だしを使った料理が並び、市民との触れ合いで感謝を示している。今年は昨年を５００人上回る約１６００人が参加した。

賑わう「白だしの日まつり」

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