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家康公顕彰400年記念事業 生誕地・岡崎でもイベント

ゆかりの地連携で2015年1年間にわたり

戦国の乱世を勝ち抜き、天下の覇者となった徳川家康が1616年にこの世を去って、来年で400年になる。これを記念して、家康公ゆかりの地域の連携で「徳川家康公顕彰四百年記念事業」が来年1年間展開される。平和国家・日本の礎を築き、文化の成熟をもたらした徳川時代を顕彰し、次世代の地域発展につなげていく。

記念事業は静岡県と静岡市、浜松市、愛知県からは家康公生誕の地である岡崎市らが記念事業推進委員会を組織。1年にわたって各地で家康公、徳川家にまつわる行事を展開、全国に「家康公ゆかりの地」の魅力を発信する。

岡崎市は家康公生誕の地であり、天下統一への拠点として足場を固めた地。家康公は1542年に岡崎城で生まれ、今川氏の人質として駿府に向かう6歳まで過ごした。その後、今川義元の死で岡崎城に帰還。29歳まで青年時代を送った、いわば家康公の原点ともいえる地域だ。

岡崎城は天守閣を有し、岡崎公園内に位置する。公園内には産湯の井戸や往時の城塁などの史跡が残り、家康公と三河武士を深く学べる「三河武士のやかた家康館」も備え、市民の憩いの場として親しまれている。

岡崎城

家康生誕の地である岡崎城。
ここから天下統一への足ががりをつくった

記念イベントは1月、静岡浅間神社でのオープニングセレモニーで幕開け。岡崎市内では春に市中心部で「家康行列」、夏に「岡崎城下家康公夏まつり」が開かれるなど12月のエンディングセレモニーまで家康関連の行事が相次ぐ。岡崎公園では今冬に「産湯の井戸取水お披露目」、秋に「家康公四百年祭岡崎城まつり」「岡崎城下家康公秋まつり」「家康公生誕祭」を予定している。

そのほか、桶狭間合戦時に自害を思いとどまらせ、天下泰平への教えを受けた「大樹寺」では、春に「家康公霊夢像除幕式」と四百回忌法要を実施。合戦時、家康公が必勝祈願に訪れた伊賀八幡宮では今冬に武者的神事が行われる。

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