奥三河で「花祭り」 夜通し舞う神事
日本旅行がツアー商品化
奥三河エリアの各地で11月から翌年の3月にかけて「花祭り」が開催される。「テーホヘ、テホヘ」という掛け声とともに夜を徹して舞う。今年は日本旅行が0泊2日の体験ツアーを売り出すなど、舞い手と観衆が一体となって盛り上がっていく様は何度となく足を運ぶファンも生んでいる。
花祭りは、鎌倉時代末期から室町時代にかけて、この地を訪れた修験者によって伝わったとされる。四隅に柱が立ったおよそ3メートル四方の舞庭(まいど)と呼ばれる土間の中央に大きな釜を据えて湯を沸かし、5色の紙で作った切り草で全体を飾り付ける。そこで一昼夜に渡って激しい踊りが繰り広げられる。八百万の神々を勧請し、所願成就、厄難除け、穢れをはらい生まれ変わりを祈って神に捧げる祭りだという。1976年には国の重要無形民俗文化財にも指定されている。
奥三河の北設楽郡設楽町、東栄町、豊根村では毎年11月から3月上旬にかけて15地区で行われている。東栄町には花祭会館があり、鬼面や衣装など花祭りに関する資料が常設で展示されている。
日本旅行中部営業本部は一昨年より、愛知県から観光まちづくり支援事業を受託し、県内の魅力開発と誘客支援を行ってきた。そのなかで花祭りに着目、700年以上に渡って継承されている神事芸能の商品化に取り組んだ。
「寒い!眠い!煙たい!奥三河の夜」と銘打って、11月26日に豊根村板宇場で行われる祭りの参加ツアーを実施する。食事や入浴はセットされているが、夜を徹して行われる花祭りに参加するため0泊2日の行程を組んだ(仮眠所は用意している)。行程中には舞の講習もあり、神に捧げる希少な祭りをまさに体感できるという。
JR名古屋駅発着で、旅行代金は1人8800円。同社では、来年2月26日に湯谷温泉に宿泊して花祭りをプチ体験する入門編ツアーも計画している。
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