蒲郡の高級食材「アカザエビ」　名物料理で売り出し

11/11/02

「プリンセス御膳」で旅行商品化

蒲郡市・がまごおり温泉郷の旅館ホテルが、市内の漁港に水揚げされる高級食材「アカザエビ」を売り出している。近年、地産地消のメニューとして一押しの存在に。商品化もされるなど人気を集めている。

アカザエビは９―６月が漁期で、愛知県内では蒲郡市内の西浦、形原漁港で水揚げ。深海に生息するため養殖できず、希少価値が高く、伊勢エビよりも柔らかい身は旨味、甘味が濃厚なことから高級食材として珍重されている。フランス料理やイタリア料理でもメーンディッシュとして扱われることが多いという。

蒲郡市観光協会は２００９年、市制55周年を記念してアガサエビを使った料理を発表し、旅館ホテルでメニュー化するなど売り出しを強化。現在は近畿日本ツーリスト「メイト」から商品化されている。

商品は「プリンセス御膳を食べに行こう」。ネーミングは、エビの王様・伊勢エビと対比して、アカザエビを"小粋なプリンセス"と捉えたもの。アカザエビをメーン食材に、三河豚や三河湾の魚介類など地元食材を使った各旅館ホテルの料理長おすすめの一品を加えた健康・美容料理のコースを提供している。

プランを設定している宿は▽ホテルたつき▽天空海遊の館末広▽冨士見荘▽葵▽ホテル東海園▽天の丸▽松風園▽平野屋▽ホテル明山荘▽ひがきホテル▽竜宮ホテル▽ホテル竹島▽旬景浪漫銀波荘▽天の丸別邸風の谷の庵。

メイトの
「プリンセス御膳を食べに行こう」

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