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地域活かし一等星を目指す 大歩危・祖谷いってみる会・大平修司新会長に聞く

本物の文化や歴史を掘り起こす

徳島県三好市の旅館ホテルで構成する大歩危・祖谷いってみる会が発足から20年が経過したことから、新会長に大平修司さん(大歩危峡まんなか)が就任した。2000年の発会から会をけん引してきた植田佳宏・前会長(ホテル祖谷温泉)から次世代による会の運営を託された大平新会長に抱負を聞いた。

―会長に就任して率直な感想は。

20年以上、当会の運営に尽力され、我々を引っ張ってくださった植田前会長には感謝と敬意の気持ちで一杯です。新会長と言っても至らない点ばかりですので植田前会長をはじめ、会員の皆さんのご支援や助言をいただきながら、一歩ずつ前へ進みたく思っています。

大平修司新会長

大平修司新会長

―会の方向性やどのようなことに取り組んでいこうと考えていますか。

持続可能な観光のあり方が問われている中で、当会の指針として「100年後も美しい大歩危・祖谷であるために」を掲げています。これは大歩危・祖谷の美しい風景がいつまでも残り、そこに住む人がいきいきと暮らし、世界中の人々を魅了する場所であり続けるということです。

そのためには会員の魅力を最大限に活かし、地域の魅力を伝えることが重要で地域資源の研究を行うことで食・暮らし・伝説など大歩危・祖谷の本物の文化や歴史を掘り起こすことが大事だと捉えています。そういった取り組みによって世界レベルで通用する品質を作り出し、大歩危・祖谷温泉郷という名称が地域ブランドになると思っています。

また美しい景観や豊かな自然を残すこと、人と人のつながりを大切にし共生できる関係を構築することは住んでよし、訪れてよしの地域にもつながるとも思っていますので地道に活動していこうと考えています。

今はまだ大歩危・祖谷というエリアは地域も人も星で例えたら六等星だと思っています。六等星は肉眼で見える最も暗い星ですが、六等星の約100倍の光量を持つ一等星になり、それが点在することで大歩危・祖谷という星座となり、光り輝く存在になっていくことを目標にしています。

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