鳥羽起点に“リスタートの旅” 人生の節目を地域で演出
祝い旅、禊湯… 多彩な旅のスタイル組み合わせて
近年、次々に新たな旅を提案している鳥羽市。これまでの取り組みを昇華させた旅のスタイルが「Restart(リスタート)鳥羽」。いわゆる「節目旅行」で、地域の観光資源をフルに生かして人生の“特別な時”に鳥羽で旅を楽しんでもらおうというものだ。
鳥羽市観光協会や鳥羽市温泉振興会が提案する「リスタート鳥羽」は、特別な節目がない日常でも、自分へのご褒美として旅をすることで、そこが新たな人生の節目になる。鳥羽での旅を起点に新たなスタートを切ってもらおうという、物語性を持った旅だ。海辺の風光明媚な景観と風土、伊勢エビに代表される食、近隣の伊勢神宮や地域内に点在するパワースポットなど、地域資源を総括すれば「祝い」につながるという鳥羽だからこそ説得力のある提案。
リスタート鳥羽を実現するのは、これまで提案してきた旅のスタイルの数々。これらを組み合わせて自分だけの節目旅行を楽しんでもらう。夫婦や恋人、親子、友人など大切な人との時間を鳥羽で過ごすという価値を地域一体で演出する。
大きな節目である結婚、出産、誕生日、長寿など慶事の際には「祝い旅」。鳥羽温泉郷での入浴は「禊湯(みそぎゆ)」として新しい自分に還り、新たなスタートを切るという温泉入浴の価値観を提案。朝に旅館ホテルで禊湯を終えて心身を一新、伊勢神宮や鳥羽周辺のパワースポットを参拝するのがいい。
食に関しては地元特産のアワビや伊勢エビ、タイといった縁起物の魚介を各旅館ホテルが「日本の祝い魚」としてメニュー化して提供。これらを味わい新たな人生のスタートを切ってもらう。
そして鳥羽が誇る名産・真珠も節目を彩る。結婚30周年は「真珠婚」とされ、世界初の真珠養殖成功地として鳥羽市は「真珠婚のまち」を標ぼうしている。2、12月を除く毎月30日には真珠婚式を開いており、全国から多くの夫婦が訪れる。
アコヤ貝の殻に願いを込めるミキモト真珠島内の「願いの井戸」などパワースポット、鳥羽城跡と鳥羽展望台といった海の絶景ポイント、海女小屋など地域の風土に触れる体験も組み込めば、鳥羽だけの節目旅行のできあがりだ。
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