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壱岐コラム 心に響く「実りの島」の魅力

島旅専門の旅行会社の熱意がわかる

営業先で島旅を専門に扱う旅行会社がある。その会社の代表者はエメラルドブルーの海、新鮮な魚介類と山の幸、そして宿泊施設のおもてなしに魅せられ、島旅専門の旅行会社を設立した。

島旅に感動し「この島を世に出したい」と思わせた島こそ、壱岐である。その熱い思いは旅行業界に入ってから25年以上経っても変わらず、今でも数千人を送客する壱岐観光にとって重要な旅行会社であり続けている。

旅館や民宿で惜しげもなく出される獲れたてのウニ、マグロ、アワビ、イカ。全国ブランドになっている壱岐牛。麦焼酎発祥の地でもあり、現在7つの蔵元が個性ある焼酎をつくり続けている壱岐。

2時間もあれば島内を1周できるコンパクトな島でありながら、150以上の神社や古墳が点在し、青空と青い海とのコントラストに癒されてしまう。

今回、壱岐を訪れて島旅専門の旅行会社を立ち上げた代表者の気持ちが、わずかながら理解できたような気がした。

壱岐は長崎県の島なので遠方のイメージがあるが、なんと博多からジェットフォイルに乗ると、最速で65分で行けてしまう至近距離の島だ。

博多に住む私は営業で壱岐を売りながら、個人的には壱岐の魅力を体感できていなかった。今回を機に壱岐をとことん知って壱岐の魅力、島旅のすばらしさを伝える伝道師になってやろうと思った。

現在、壱岐の観光コンセプトになっている「実りの島、壱岐」。壱岐の食や酒、文化や歴史を「実り」として表現したようだが、「壱岐を訪れた人にも〝実りがあるように〟」との思いが込められているそうだ。

いずれにしても壱岐のすばらしさは行ってみないとわからない。これは私自身が体験済みのことだけに声を大にして訴えたい。「実り」をいただきに、ぜひ壱岐を訪れてみてください。

(九州観光旅館連絡会福岡事務所・星原真梨)

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