これだけは食べて隠岐たい(4) 隠岐牛ランチ
13/07/16
和牛を食らう!思わず笑う!
古くから畜産が盛んだった海士町では、以前は子牛のみが生産され神戸牛や松阪牛になって市場に出ていた。9年前に建設会社が参入し、繁殖から肥育まで一貫して取り組むようになり生まれたのが「島生まれ島育ち隠岐牛」。
隠岐牛は肉質にこだわるためメスの未経産牛のみを肥育するもので、1年間に生まれる約1200頭のうち1割程度しかいない。まさに幻の和牛で、東京など都市圏での評価も非常に高い。
その幻の和牛が海士町・菱浦港前の「島生まれ島育ち隠岐牛店」で食べられる。昼は隠岐牛ランチ(1650円)と牛丼(850円)。定食は肩、モモなど部位別の3種を自ら焼く。霜降りがきめ細かく、見た目で腹が鳴る。サラダやスープ、ライスが付く。
焼いている時間が長く感じられる。ニンニクベースの特製タレ、わさび醤油、海士町特産の天日干しの塩が用意。まずは塩で「おぉ」。次に特製タレで「うひょー」。そしてわさび醤油で「わはは」。自然と笑みがこぼれるというか、思わず笑ってしまった。
海の幸で驚き、和牛で微笑む。恐るべし隠岐の食である。
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