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これだけは食べて隠岐たい(1) ご島地グルメに舌鼓

美味くないわけがない

隠岐へ行ってみたい理由は、圧倒的な景観はもちろんだが、食べ物の美味さにも惹かれる人は少なくないだろう。隠岐がに、岩がき、白イカ、ヒラマサ、マダイ…と挙げればキリがない海の幸。陸には隠岐牛、黒磯牛など和牛が至るところで育てられている。日本の名水百選に選ばれるほど水がいいので、酒や米もいい。

これだけ条件がそろう隠岐の食べものは、はっきり言って美味くないわけがない。

まずは海。寒流と暖流が交わり、豊かな山から栄養分をたっぷりと含んだ清水が海に流れ込む。プランクトンが豊富で、たくさんの海草が茂り、海草をエサにする貝類が多く、それらを目当てに魚が集まる。だからこそ隠岐は日本有数の良好な漁場で、隠岐でとれた魚介類はブランドになっているのだ。

隠岐で畜産が盛んなのは、火山島で土地がやせているものの、高台でも水に恵まれていたため放牧をして牛や馬のフンを肥料にして畑作に応用したから。起伏が激しく、潮風を浴びた草を食べる牛馬は自然と鍛えられ、ミネラルたっぷりのエサを食べている。だからこそ、高級ブランドとしての和牛が育つのだ。

ぜいたくな食材が満載の隠岐だけれども、敷居を下げて気軽に隠岐の味を楽しめるメニューも用意されている。それが、ご島地グルメ。

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