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今夏もアートワークに挑戦 安曇野アートライン/安曇野

恒例「サマースクール」

安曇野アートラインは、北アルプスの麓、安曇野市から白馬村までの約50キロに美術館や博物館が集積するアートの里。多彩な施設による芸術空間と豊かな自然が調和し、涼やかで創造的なムードを演出している。

夏の恒例行事は、各施設がワークショップなど特別企画を展開する「サマースクール」。7月中旬―9月上旬、積極的に夏のアートワークにチャレンジしたい。

日本近代彫刻の流れを伝える碌山美術館では、美術講座「粘土に親しむ」を開催。粘土を使って立体作品制作に挑戦する。自然の粘土を使っての体験はアートの原点に立ち返らせてくれるはず。

碌山美術館

碌山美術館では
粘土作品制作を

この地を愛したナチュラリストを顕彰する田淵行男記念館。サマースクールでは高山蝶などの生態研究に取り組んだ氏にならい、「昆虫を見れば安曇野がわかる」と題して、昆虫標本の作り方を学ぶ。子どもたちの夏休みの自由研究の一助に最適だ。

絵本作家いわさきちひろの世界が広がる安曇野ちひろ美術館では、「ちひろ水彩技法体験」。やわらかで澄んだ作風の水彩画で知られるちひろの世界を体感して「あなたもちひろに」。

児童絵本作品を数多く展示する絵本美術館森のおうちは、絵本作家いせひでこさんの絵本原画展記念事業「木と音楽―命をつなぐ絵本から心に届くもの」を。新作「チェロの木」からチェロコンサートのほか、絵本のお話会を開く。

安曇野高橋節郎記念美術館は漆芸講座「漆と金と貝で飾る」を実施する。漆芸の第一人者である氏の作風に親子で親しんでもらう。

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