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記憶に残る開山祭/上高地

雪でも歩いてこそ

4月27日に山の安全を祈願する上高地開山祭を行い、本格的な観光シーズンの幕を開けた上高地(松本市)。今年の開山祭は前夜から続いた本格的な雪のため、会場を河童橋のたもとから上高地バスターミナルに移し行われた。

もう20年以上通っている開山祭。春の淡い雪や雹が降る開山祭はあったけど、これだけの大雪は初めての経験。関係者に聞いても開山祭が会場を移して行われたのは30年以上前に1回あったかどうかとのこと。記憶に残る開山祭になったことは間違いない。

上高地

大雪に包まれた上高地。
開山祭ではまれ

「上高地は山岳観光地だけど、雪が降れば厳しい雪山」とは、上高地の旅館経営者。大雪にも関わらず多くの観光客や登山者で賑わう開山祭に参加して、グリーンシーズンに観光客を迎える上高地の自然環境を守っているのは、半年のスノーシーズンなんだと実感できた。

雪のため、毎年の恒例にしている明神までのハイキングはあきらめた。それでも河童橋から大正池まで1時間ほどかけて歩いた。

歩いてこそ楽しめる上高地は雪のなかでも同じだった。

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